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「あまのがわ」さんの収集目的&このサイトの目的

すべての画像には高画質画像が存在します。使用をご希望の方はコメントからご連絡ください。また、順次投稿中ですが「こんな列車の画像が早く見たい!」といったリクエストも受け付けますのでどうぞ。

なぜこんなに幅広く収集?

「あまのがわ」さんと私(日本海ファクトリー:松原一己)は同じ年です。言い換えれば鉄道史の面から言っても同じものを(場所は違いますが)見てきた世代ということになります。つまり、東海道新幹線の開業日にはまだ生まれていませんからその写真を撮影してはいません。でも、「あまのがわ」さんのコレクションの中にはその写真もあるのです。

同じようにして古い写真たちがたくさん出てくるのを見て、かなりの熱意をもってコレクションされていたことがわかるので、「収集の目的」を尋ねたことがあります。すると、

「特急図鑑の完全版(のようなもの)を出版するつもりだった」

とのことでした。
確かに、それが可能になるほどの写真の量と種類です。実際には「寝台特急あけぼのの本」、「北陸の本」、「特急ときの本」というように列車名ごとに本を出せるくらいですし、かつて話題になった「ORIENT EXPRESS’88」といったイベント列車の日本各地での様々な機関車での画像など、資料的価値の高いものもあり、いろんな切り口で本を出せるほどです。

しかしながら、「あまのがわ」さんは残念ながら志半ばでご逝去なさいました。では、その膨大な資料を引き受けたものとしてどう扱ったらいいか考えたところ、やはりむやみやたらに放出するという形ではなく、と言って私どもがそれを利得目的の手段にするでもなく、「価値のわかる方に価値ある仕方で提供する」ことが望ましいのではないか?と考えたわけです。

「特急図鑑」出版の遺志は継がないのか

私どもはWEBサイト「愛称別トレインマーク事典」「愛称別トレインデータ館」「ヘッドマークイラストの高画質保管室」を運営しており、特急図鑑に近いものをジャンルで分けて作っています。しかしながらあくまでも専門分野は「ヘッドマーク」「トレインマーク」であり、その分野をおろそかにしてまで他の出版に力を注ぐ余裕はありません。

現在、「旅と鉄道」の天夢人さんから旅鉄BOOKSシリーズの一環で2冊の本を上梓いたしましたが、それらはいずれも「特急マーク図鑑」・「鉄道マーク大図鑑」というテーマで執筆したものです。

そのようなわけで、将来的なことは未定ではあるものの「あまのがわ」さんのコレクションについては写真の公開に特化したもので解説の類はほぼ省略したサイトとする予定です。

「愛称別トレインデータ館」の一部としての公開をしない理由

実は構想段階では「愛称別トレインデータ館」の一部として写真を紹介するコーナーを作ろうかとも思っていました。しかし、仕訳を進めるにつれてその膨大さゆえに驚愕し、同時にその中から取捨選択するのが良いか、それとも類似写真も可能な限り公開するのが良いかと考えた時に後者が望ましいと思うようになり、そうであれば新規にHP開設したほうが膨大な写真を種類別にご紹介できるだろうとの結論に達しました。

ですから、単純に「愛称別」ではなく、「愛称と種類」ごとにページが出来ていく予定です。例えば「特急とき181系(イラストマーク)」「特急とき181系(文字マーク)」「特急とき183系」・・・といった具合です。

ぜひ公開を楽しみになさってください。

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