【トランスイート四季島が来た!】2023/4/20を皮切りに11月まで

2023年四季島初来訪の陸羽東線・西大崎 陸羽東線ニュース
2023年四季島初来訪の陸羽東線・西大崎

四季島来訪は一流観光地の証明!

2023年もトランスイート四季島の春~秋3泊4日ツアーが始まりました。

シャンパンゴールドの車体が輝くE001系車両が東日本の(北海道も)魅力たっぷりな観光地をめぐり、「深遊探訪」をテーマに掲げて巡るツアーです。そして昨年に続き今年も鳴子温泉がそのルートに選ばれました。ただ通るだけではありません。東北本線から鳴子温泉駅を目指して西進し、同じルートを小牛田まで戻る、「逆トの字」型ルートが設定されているのです。これこそ一流観光地の証。そして陸羽東線は全国に誇ることのできる素晴らしいところなのです。

四季島来訪地の証となる特設ゲート

四季島来訪地の証となる「エンブレム付き」特設ゲート

2023年最初の四季島来訪

まだ午前4時台に東北本線小牛田駅に到着した四季島は、ここから動力となる電線が張られていない非電化路線・陸羽東線に入ります。交流電化区間を走ってきたのでここで切り替えのためパンタグラフを降ろす作業があります。両端の車両、1号車と10号車ではディーゼルエンジンの音が響き渡り、展望室での会話はちょっと聞き取りにくくなるとか。一方、2号車から9号車の客室などではレールのジョイント音が心地よく響き、別世界なのだそうです。

ほぼ午前5時。古川駅に到着した四季島は休息のひと時。まだお休みのお客さんもいらっしゃるので静止状態の時間が設けられているのでしょう。「もうひと眠りしたい」そんな時間帯のちょっとした気遣いなのかも。とはいえ、いつまでも止まっているわけにもいきません。もうあたり全体が朝日に包まれて輝くころ、もう少しで6時を迎えようかという頃に列車はゆっくりと動き出します。

太陽を背に受けながら西へ西へと6キロほど続く直線を進む長い編成の姿は早朝の散歩をしている人たちの羨望のまなざしを受けながら誇らしげに進んでいきます。そして北へと大きくカーブ、また北西方向へと向きを変えつつ直線主体の線路を進みます。編成の長さが際立ちますね。

2023年四季島初来訪の陸羽東線・西大崎

2023年四季島初来訪の陸羽東線・西大崎

両端の車両の屋根からはディーゼルの排気が見え、陽炎がゆらゆらと立ち上っていて、他の路線を走っている時にはなかなか見られない光景が見られます。(北海道の営業区間内は同様に非電化です)

2023年四季島初来訪の陸羽東線・西大崎

2023年四季島初来訪の陸羽東線・西大崎

列車の走るスピードは特急としてはゆっくり目の時速80キロ前後と思われます。おそらく乗り心地を最優先した速度設定なのでしょう。

トランスイート四季島の編成全体

トランスイート四季島の編成全体

四季島は伊達な小京都とも呼ばれる岩出山の中心地に入り、岩出山駅を過ぎるとSL(C58)がたたずむ城山公園を見上げつつ有備館をゆっくりと通過していきます。江合川を渡り上野目駅を過ぎると国道47号線と並行してまっすぐに池月に向かいます。うまくいくと列車と自動車が並走できる素敵な区間です。

上野目ストレートを行く四季島

上野目ストレートを行く四季島

池月の踏切近くでスタッフが待ち構えてパシャ!
駅の手前でゆっくりと速度を落としていたので運転士さんの様子までよくわかるかんじだったとか。

池月駅に進入するトランスイート四季島

池月駅に進入するトランスイート四季島

池月からはここまでの田園地帯から一転して山間の景色が広がりますが、そのころには乗客の皆さんもそろそろ起きていらっしゃるところではないでしょうか。鳴子温泉駅まで残り20分ということで温泉街散策やこけし、栗まんじゅう楽しむ計画をされている頃かもしれませんね。

鳴子温泉では約3時間にわたるフリーな時間を楽しまれますが、今回は初回ということもありしかも陸羽東線岩出山以東が110周年を迎えた記念日と重なったこともあり、盛大なセレモニーがあったと聞いています。(私はそこまではいけませんでしたが)

なるこちゃんとパタ崎さんに会いたかったなぁ。マルシェも開かれていたようですね。

鳴子温泉から戻ってくる四季島を待つ

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