鳴子温泉駅の概要
東北本線・小牛田駅から数えて14番目(44.9km)の駅。1915年4月18日開業なので、すでに100年を優に超える歴史を刻んできました。大半の列車はこの駅で折り返す。そのため「営業係数」をはじめとした旅客営業に関する数値はこの駅を境にした東西両区間で分けられています。
開業当時の読み方は「なるご駅」。1997年3月に鳴子温泉駅(なるこおんせん)に駅名変更して現在に至ります。駅舎の待合室が独特の展望デッキのようになっていて興味深い建物で、東北の駅100選に選ばれています。
SUICA対応駅。そして2022年12月からは指定券券売機が設置されたことによりみどりの窓口の営業は終了。
鳴子温泉駅の外観
陸羽東線の観光の中心地、鳴子。
かつては「なるご」と濁点がついていたが現在の駅名は「なるこおんせん」。
夜になるとカラフルなライトアップをする時期がある。
温泉旅館に泊まって、下駄を鳴らしながら温泉街を歩くとこの輝く鳴子温泉駅の姿が見られるかも。
温泉観光の街、鳴子
駅前に足湯があり、温泉街を歩くとあちらにもこちらにも・・・合計4か所の足湯。
ぽっぽの足湯は駅に寄り添うようにあり、温かく迎えてくれる。そして、徒歩2分で手湯の建物もある。
週末・休日の快速列車に乗って鳴子温泉駅に到着すると観光ボランティアの皆さんによるお迎えが。
改札を出てすぐ左を見ると右手にギャラリーシアターと呼ばれるイベントホール兼待合室がある。
すり鉢の底から見上げる円形劇場のような形で独特の印象的な駅。
座布団が敷かれていて、冬場には最下段中央にブルーヒーターが置かれ、とても温かい。
温泉の質の高さ、バリエーションの多さは広く知られている。
八岩まどかさんによる「青春18きっぷで行く温泉番付」で東の横綱に!
駅のホーム番号は湯桶の形!細かな所にも温泉地の駅らしさをレイアウトしている。
鳴子と言えばやはりこけし
上の写真と同じ向きで左手にこけしが展示されている。
そこにもここにも「こけし」。
宮城県各地で個性の異なるこけしがあるが、
そんな伝統工芸品も楽しい街。
駅を出て温泉街を歩くと「そこにもここにもこけし!」
ぜひ現地を訪れて探してみてくださいね。
最後にもこけしが見送り?駅舎側から跨線橋を渡ったホームの両側が「2・3番線」となっている。
鳴子温泉駅・その他のスナップ
特急列車?
「列車通過の際 ご注意ください」って、通過列車は寝台特急あけぼの以来ないかも。
交通系ICカード(SUICA)
陸羽東線の大半の駅はSUICAなどの交通系ICカードに対応していないのだが、鳴子温泉駅は早くから対応していた。仙台、あるいは古川から直通する利用者の需要を見越してのことだろう。
臨時列車の設定に欠かせない3番線
3番線、ホームが狭く風も強いのでここで待機する人はほとんどいない。この2番線と左の3番線との境界に壁があり、引き戸がある。強風と雪対策なのだろうか?
鳴子温泉峡の中心
鳴子温泉峡は5つの温泉で構成されていて、その中心に鳴子温泉がある。そして西側の中山平温泉はその名の通りの駅、東側の東鳴子温泉には鳴子御殿湯駅、さらに東の川渡温泉にも川渡温泉駅が存在する。ただ、川渡温泉・中山平温泉は駅から徒歩で行くには少々遠いと感じる。
写真に写っているのは最も歴史ある「滝の湯」。とても風情がある。ほかにも早稲田桟敷湯その他、個性的な温泉が目白押し。
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