東大崎駅の概要
小牛田駅を出てひたすら西に進んでいた陸羽東線が西古川駅付近で大きく右にカーブして北上した先に、6番目の駅「東大崎駅」があります。小牛田駅から19.1km、お隣の西古川駅からは3.2km、次の西大崎駅までは2.8kmという位置にあります。
東大崎駅の作りは棒線のホーム 1面1線だけですので もちろん行き違いはできません。駅舎は待合室一体型で非常に簡素な作りです。トイレもありますが、好んで ここのものを使いたいと思うようなものではありません。
東大崎駅あたりの沿線
大崎耕土の真ん中を西古川からまっすぐ北に向かって伸びてきた線路は冬場は北海道の大地を彷彿させるような(ちょっと言いすぎ?)広がりを見せています。
秋の時期には牧草ロールがコロコロと転がる光景が牧歌的でとても魅力的でもあります。西古川も東大崎も駅周辺に古くからの集落があって、その間には田んぼしかないという印象ですが、東の方に目をやると農業試験場の施設があったりして「単なる田舎」ではないことを感じます。
東大崎の集落に入り、2つ目の踏切を過ぎると東大崎駅が見えてきます。右手側には広めの面積がある原っぱというか公園のようなものがあり、春の時期には駅前に至るまで桜の花が咲き誇ります。かなり広いのでここを部分的にパーク&ライドに活用しても良いのでは?と思ったりします。
東大崎駅を出るとやや左へとカーブし、北西方向へと向きが変わりますが、曲線は限定的なまま西大崎駅へと向かいます。
東大崎駅の周辺エリア
駅のすぐ前はある程度の広さがあり、駅を出た左側に地区の集会所のような建物もあります。その反対側には自転車置き場もあり、通学の学生さんたちにはそれなりに使いやすい駅だと思います。駅から直進する道は異様に広いのですが、かつて賑わっていたような印象はあまりありません。
東大崎駅から東へ2kmほど歩いて行ったところには「小野小町の墓」と言われるところがあります。本当かなぁ、だとしたらすごいなぁ。と思いながら近所を通ることが私もあります。
逆に西側へと線路を渡ると北西方向に名生館官衙遺跡(みょうだてかんが いせき)という国指定遺跡があります。古いお役所の跡なのですが、その時期というのが結構びっくりで西暦600年代つまり京都の平安京や奈良の平城京をもしのぐ歴史あるところだそうですよ。歴史が好きな方は訪れてみてほしいものです。
西側と言えば私のお気に入りスポットは北側の種馬踏切を渡って1.4kmほどのところから始まる畜産試験場エリアです(農業試験場とは別物ですよ)。まっすぐ続く桜並木も目を楽しませてくれるのですが、畜舎に見える豚さんたちや放牧の黒牛、子牛たち、乳牛たちとエリア分けされたところを一つ一つ眺めていると癒されます。
最後に。
駅名標のデザインは基本的にJR東日本の普通のものではあるのですが、とにかくその文字がインパクト抜群のダイナミックなものであることが凄いです。
西古川===東大崎===西大崎
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