2月13日に発生した福島沖の地震、皆様はご無事だったでしょうか。広範囲でしたので予想外のエリアでも大変な思いをしていらっしゃる方がおられるかもしれません。お見舞い申し上げます。
鉄道においても、東北新幹線の架線柱が傾いたりして少なからず影響が出ていますが、コロナ禍とダブルパンチの中でも鉄道会社の誇りと責任感がたくさん見られ、頭が下がる思いです。
いくつものエリアで臨時快速列車が運転されていますね。あえて料金がかかる特急ではなく「快速」として設定していることに社会インフラとしての思いが感じられます。
特急いなほ用E653系大活躍
さて、今回の新幹線不通区間が那須塩原以北ということで、並行在来線に置き換えますと黒磯の北にデッドセクションを抱える区間となります。つまり、ここを超える列車として適切な車両が「交直流電車」または「気動車」に限られるわけですが、JR東日本では優等列車レベルの気動車を所有していませんので、ここは必然的にE657,E653、レベルを落としてE531といった形式に限られてくるわけです。
今回その任につくことになったのがなんとはるばる新潟からやってくるE653系、特急いなほ用の車両です。明日、2/21からの運転に備えて今日仙台に送り込まれてきました。
ヘッドマークは特急いなほ号のままです。
この車両はおそらくですが、マークの差し替えをするのに少々手間がかかる作りなのだと思われます。らくらくトレイン村上などにおいてもそのままのマークで運転していたようです。
その様子をどうぞご覧ください。
E653系のマルチぶりを感じることができます。
※ 撮影:日本海ファクトリー特派員
臨時快速出発! 特急いなほ用E653系
2/22(月曜日)、仙台駅5番ホームに姿を現しました。そのすぐ前にはE657系ひたち車両による常磐線臨時快速も出発し、入れ替わるようにこの列車が入ってきました。JR東日本の熱意に心から敬意を表したいと思います。