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特急にちりん号のプチ・ストーリー
◆小倉駅・大分駅~南宮崎駅・宮崎空港駅間、そして中津駅~大分駅間を結ぶ特急列車として現在も運転されている特急にちりん号にちりんヒストリーを語る上では大切な車両のひとつだった。
◆特急にちりん号のトレインマーク
JR九州では2008年6月に「L特急」の種別を廃止したが、このトレインマークはそんな「L特急」として活躍していた頃のイラスト・トレインマークだ。日輪の光を描いたものでありながら、ライトブルーを経てグレーにまで至る段階的グラデーションが意外な感じ。
【HM登場】1978年10月
【HM引退】1992年7月
【HM使用期間】13年9か月
通常は4色以内で構成されるといわれた初期イラストマークの中で、とても色数豊富な印象を受けるのがこのマーク。しかし、これらの色は濃度調整によって作り出されているもので、「制約ある中でより良いものを」という情熱が感じられる作品の一つだ。
なお、色の濃度に結構個体差が大きかったのか、色合いが何種類もあったように思われる。あるいは、色あせが発生しやすいマークだったということも考えられる。
◆ボンネット型HM
ボンネット型の先頭車両にも国鉄末期にはイラストマークが登場した。少々彩度が高く押しの強い印象になっている。【HM登場】1985年3月14日
【HM引退】1992年7月ごろ(※)
(REにちりんHMに変更)
【HM使用期間】7年4カ月ほど?
ボンネット型のイラストには色の濃淡で2種類あったようだ。というのも、イラストマーク採用直後に色の薄いものが存在していたと確認できており、「色あせ」によるものではないと確認できるからだ。
※ このあたりの時期はREマークや文字マーク、そしてこのイラストマークなどが混在していたという証言もあるため、時期は特定しにくい。

特急にちりん号ボンネット型HM(淡色)
◆583系にちりんHM
◆REのブラックHM
モノトーンのトレインマークを初めて見た時、いったい何の列車なのかまったくピンと来なかったのを思い出す。「にちりん」という列車の愛称よりもはるかに目立つ中央の「RE」の文字も何の意味なのかと。
【HM登場】1992年7月
【HM引退】2011年3月
【HM使用期間】18年8か月
JR九州の斬新なコンセプト、「RED EXPRESS」という原色バリバリの姿は当初大きなインパクトがあったわけだが、ヘッドマークでも列車の区別が付きにくかったその様子は、ヘッドマークの存在意義という点でどうなんだろう?と思ったりもしたのだが、今こうしてHMそのものがなくなっていっていることからすると「時代の流れ」のひとつということなのかもしれない。
かなりの少数派ではあったが、ボンネット型もREにちりんが存在した。
現在では787系電車が使用されているため、にちりん号固有のトレインマークはない。ダークグレーになったボディーにはAROUND THE KYUSHUの共通ロゴマークが貼られている。つばめをかたどったデザインがJR九州のものとしてすっかり定着するようになった。
車両は大分車両センター所属であり、特急ひゅうが、特急きりしまと共通運用しているため、当然ながら同じマークがそれらの列車にも見られる。以前は川内エクスプレスもそこに含まれていた。
もうひとつの特急にちりん号
特急にちりん号といえば電車特急のイメージしかない方が大半だと思うが、実はキハ82系を使用した列車が存在した。というより、設定当初は気動車のみ、日豊本線の電化が進むにつれて485系へと置き換えられ、1980年10月改正で最後の1往復が消滅するまで力強いエンジン音を響かせていたのである。なお、その同じ改正時に583系運用が始まり、短い活躍を見せた。







