⇒ 急行シュプール日本海蔵王号のデータファイルはこちら
急行シュプール日本海蔵王号のプチ・ストーリー
急行シュプール日本海・蔵王号の運転区間は神戸~鶴岡。蔵王へはシュプールバスでの移動だったが、行きは3時間20分、帰りは4時間もバスに乗る大旅行コースだった。
「寝台急行」として神戸~富山の間で乗客をひろい、そこから鶴岡まではノンストップだったのだが4シーズン中前半は3段式B寝台、後半は2段式B寝台だった。
いずれも年始から春にかけての運転だが1990年~93年の4シーズンだった。
急行シュプール日本海蔵王号のヘッドマーク
20系客車特有の、ホームベースを横長にしたような形状のテールマーク。上半分に雪山の様子をデザインしていて下半分に日本海蔵王の文字が書かれているのだが、「王」の文字がかなり削られてしまっていて、まるで「干」の様に見えるのが残念。そうなってしまった要因は何なのかわからないが、例えば運転区間から考えて「当初は583系を使用することを想定してイラストマークをデザインした」のだろうか?とか、担当者が「まさか4シーズンも使われると思わなかったから適当にサイズカットした」のかなと、想像してみると面白い。
デザインとしては山を描いた普通のマークではあるが、山に描かれた陰のアクセントが、「手前の方が色濃く見える」という所にちょっとしたこだわりを感じることができる。