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寝台特急トワイライトエクスプレス◆ヘッドマーク事典(2025−5)

トワイライトエクスプレスHMベーシック た行
トワイライトエクスプレスのヘッドマーク(本州用・平面)

⇒ 寝台特急トワイライトエクスプレスのデータファイルはこちら

寝台特急トワイライトエクスプレス号のプチ・ストーリー

◆ 大阪~札幌、走行距離1,495.7kmを22時間以上かけて結ぶ臨時寝台特急列車として、デビューから2015年3月まで25年以上運転されてきた寝台特急トワイライトエクスプレス号。「黄昏と朝の黎明の中を走り抜ける特急列車」というコンセプトで命名された。牽引する機関車は一貫して、EF81形(大阪~青森)、ED79形(青森~五稜郭)、DD51形(重連/五稜郭~札幌)。

車両形式は24系だったが、内装を中心に大きくリニューアルされて誕生した専用車両なので高級感・豪華さはかなりのハイレベルの部屋が存在した。その一方でB寝台開放型の部分もあり、気軽に乗ることができる一面もあり、それが多くの人に愛された理由でもあった。豪華列車たちが林立するようになった今も、「あんな列車がまた走らないかな」と懐かしく思い出される列車の代表がこのトワイライトエクスプレスではないだろうか。

本来の運行を終了した後「特別なトワイライトエクスプレス」としてツアー列車として運転されたが、こちらも終了。後に続くトワイライトエクスプレス瑞風号への道筋を付けた格好で完全に引退した。

◆寝台特急トワイライトエクスプレス号ヘッドマーク

寝台特急トワイライトエクスプレスのヘッドマーク。波の形が寝台特急日本海のデザインとよく似ていることから、日本海号のグレードアップ版であることを示しているように見える。実際、企画段階での仮称は「新日本海」だったという。デザインは鷹取工場工程管理課事業開発による。

トワイライトエクスプレスHMベーシック

トワイライトエクスプレスのヘッドマーク(本州用・平面)

【HM登場】1989年7月21日
【HM引退】2015年3月13日。その後↓
(特別なトワイライトエクスプレスとして2016年3月22日到着が最後)
【HM使用期間】25年7カ月(特含:26年8カ月)

トワイライトエクスプレスHM(リベット)

トワイライトエクスプレスHM(リベット)

テールマークの方は、ヘッドマークと比較すると細かく波立っている。空が暗い時間帯になるとピンクに光輝くこのマークは他に類を見ない存在であり、ヘッドマークの重厚さとも異なる特別な雰囲気を醸し出していた。

トワイライトエクスプレス・テールマーク

トワイライトエクスプレス・テールマーク

トワイライトエクスプレスHM・北海道

ヘッドマークにはいろいろな個体差があることがあり、それが興味深く、時には面倒くさい泥沼にもなっていくのだが、トワイライトエクスプレスのヘッドマークもご多分に漏れず、いろいろなバージョンが存在する。その中でも少々目立ったのがこちら。纏っている布の色がライトグレーでなくアイボリーカラーとなっている。そして海の色も濃い色となっている。使用されたのは比較的初期の北海道、DD51。

北海道トワイライトエクスプレスHMアイボリー

北海道トワイライトエクスプレスHMアイボリー

北海道用と言えば、ステンレスのふちがついて、中には印刷されたプレートが収められている(そして時折水平が取れず歪んで装着されている)イメージが強いのではないだろうか。金属枠の輝きがヘッドマークのデザインを引き締めている。

北海道用金属枠トワイライトエクスプレスHM

北海道用金属枠トワイライトエクスプレスHM

その北海道の金属枠HMにも、実はまとう布がアイボリーのものがあったという。運行終了が報じられたくらいの時期に撮影された写真の中で確認できた。

北海道用金属枠トワイライトエクスプレスHMアイボリー

北海道用金属枠トワイライトエクスプレスHMアイボリー

こんなHMもあった!

アイボリーの布があったかと思えば、グレーでもアイボリーでもなくただ真っ白のままの布のものがあった。まさに白衣の天使である。なお、このマークが最も海の色が濃いものもだったように思う。

トワイライトエクスプレスHM白衣の天使

トワイライトエクスプレス白衣の天使

最初期には文字の形も試行錯誤だったのかもしれない。「Twilight」の「l」が最初期には単純な縦棒だけのものがあった。そして、文字の安定感も未完成な感じ、さらには天使の脚のふくらはぎが貧弱だったり足の甲の形が不自然だったりと面白い。

トワイライトエクスプレスHM初期版

トワイライトエクスプレスHM初期版

客車のボディーサイドにもエンブレムが。

食堂車サロンデュノールのロゴマークトワイライトエクスプレスのグリーンのボディーに描かれたロゴマークも列車によくマッチした秀逸なデザインだった。

トワイライトエクスプレスのロゴマーク
中心に書かれた文字には3種類あって、「Twilight Express」「Salon du Nord」「Diner Preiades」と書かれていた。「Salon du Nord」はサロンカー、「Diner Preiades」は食堂車であり、ひとつひとつ作りこまれたものだと感じた。

シュプールトワイライト信越号

ページを移動しました。⇒ シュプールトワイライト信越号

◆寝台特急トワイライトエクスプレスの画像

トワイライトエクスプレス DD51snowトワイライトエクスプレス

トワイライトエクスプレス24系最後尾 初夏のDD51重連トワイライトエクスプレス

トワイライトエクスプレス・大カーブにて

※北海道内の画像は「♪An’s Railway memo☆ 様」のご厚意による掲載です。(写真の無断使用厳禁)
EF81・水鏡 の画像は「YONPAQ 様」のご厚意による掲載です。(写真の無断使用厳禁)

 

●特設サイト「トワイライトエクスプレスForever~寝台特急に夢を乗せて~」へ

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