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寝台特急トワイライトエクスプレス号のプチ・ストーリー
◆ 大阪~札幌、走行距離1,495.7kmを22時間以上かけて結ぶ臨時寝台特急列車として、デビューから25年以上運転されてきた寝台特急トワイライトエクスプレス号。「黄昏と朝の黎明の中を走り抜ける特急列車」というコンセプトで命名された。
本来のトワイライトエクスプレスは2015年3月で運行を終了、その後「特別なトワイライトエクスプレス」としてツアー列車として運転され、山陽コース、山陰コース、大分までの運行もあったが、2016年3月の山陰コースをもってこちらも終了。後に続くトワイライトエクスプレス瑞風号への道筋を付けた格好で完全に引退した。
車両形式は24系のため、JR化後に新製された寝台特急カシオペアと比較すると古さが感じられる部分はあるものの、内装を中心に大きくリニューアルされて誕生した専用車両なので高級感・豪華さはかなりのハイレベルの部屋が存在した。その一方でB寝台開放型の部分もあり、気軽に乗ることができる一面もあり、それが多くの人に愛された理由でもあった。豪華列車たちが林立するようになった今も、「あんな列車がまた走らないかな」と懐かしく思い出される列車の代表がこのトワイライトエクスプレスではないだろうか。
牽引する機関車は、EF81形(大阪~青森)、ED79形(青森~五稜郭)、DD51形(重連/五稜郭~札幌)。デビュー当時から変わらない構成だった。
◆寝台特急トワイライトエクスプレスとカシオペアの比較
JR東日本のカシオペアは プレミアムな寝台特急という点で近いコンセプトではあるが、トワイライトエクスプレスが24系の改造車であるのに対し、カシオペアは新造車という根本的な違いがある。車両の点での違いのほかに興味深いのは乗務員さんたちの接し方。大阪発着のトワイライトエクスプレスが関西風らしい「乗客との交流を深めるおもてなし」なのに対してカシオペアの方は関東風らしい 「あまり踏み込まないクールビューティーなおもてなし」という印象。どちらが良いというわけではなく、それぞれの個性が感じられる点が興味深い。
◆寝台特急トワイライトエクスプレス号トレインマーク
寝台特急トワイライトエクスプレスのヘッドマーク。波の形が寝台特急日本海のデザインとよく似ていることから、日本海号のグレードアップ版であることを示しているように見える。実際、企画段階での仮称は「新日本海」だったという。
(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)
【HM登場】1989年7月21日
【HM引退】2015年3月13日。その後↓
(特別なトワイライトエクスプレスとして2016年3月22日到着が最後)
【HM使用期間】25年7カ月(特含:26年8カ月)
(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)
(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)
テールマークの方は、ヘッドマークと比較すると細かく波立っている。空が暗い時間帯になるとピンクに光輝くこのマークは他に類を見ない存在であり、ヘッドマークの重厚さとも異なる特別な雰囲気を醸し出していた。
(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)
ヘッドマークは細かいことを言うといくつかの違いがある。縁の部分にリベットが目立つ重厚なタイプ、平面のプレートにプリントデザインが施されたタイプ、そして北海道のタイプは金属枠が目立つタイプ。また、ヘッドマークにもテールマークの様に波が細かくなったタイプも初期に存在したという証言もある。
デビュー当初は深緑色の車体にピンク系の配色のトレインマークでしっくりくるのだろうか?と思ったりしたが、違和感はない様に思う。これは見慣れただけなのか、よくマッチしているのかどちらだろう?
トワイライトエクスプレスのグリーンのボディーに描かれたロゴマークも列車によくマッチした秀逸なデザインだった。
中心に書かれた文字には3種類あって、「Twilight Express」「Salon du Nord」「Diner Preiades」と書かれていた。「Salon du Nord」はサロンカー、「Diner Preiades」は食堂車であり、ひとつひとつ作りこまれたものだと感じた。
シュプールトワイライト信越号
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◆寝台特急トワイライトエクスプレスの画像
※北海道内の画像は「♪An’s Railway memo☆ 様」のご厚意による掲載です。(写真の無断使用厳禁)
EF81・水鏡 の画像は「YONPAQ 様」のご厚意による掲載です。(写真の無断使用厳禁)
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