HYBARIのプチ・ストーリー
JR東日本、日立製作所、トヨタ自動車は、燃料電池ハイブリッドの試験車両「HYBARI」を連携して開発することに合意したと発表。試験車両は、水素を燃料とする燃料電池と蓄電池を電源とするハイブリッドシステムを搭載。車両形式はFV-E991系、2両×1編成。車両を3社で連携して開発することにより、鉄道の環境優位性のさらなる向上とサスティナブルな社会の実現を目指すとしている。
ひらがな書きでは「ひばり」。HYdrogen-HYBrid Advanced Rail vehicle for Innovation から採られた造語。「変革を起こす水素燃料電池と主回路用蓄電池ハイブリッドの先進鉄道車両」をイメージして名称を決定。ひばりという名称はかつて東北本線のエース的存在だったL特急ひばりに通じるものがあるため、仙台地区に新しい列車が誕生すると期待されたりもしたようだが、現時点でそのようなつながりにはなっていない。
HYBARIのトレインマーク
「HYBARI」のロゴは、春の訪れを告げるひばりと合わせて、大地に春の息吹を吹き込むように、車両に新しいエネルギーを吹き込むイメージをデザインしたとのこと。
一見してよくわかるデザインではないが、左下方向に顔が向いていて両翼が上方向に向いて広げられている。尾の形が一番見て取りやすいだろうか。
文字列の方は「HYBARI」の文字の初めの部分「HY」がブルーになっており、水素(HYdrogen)を強調しているが、同時にHYBでハイブリッド(HYBrid)の意味を込めた。