仙石線205系3100番代の概要
仙台市中心部にあるあおば通駅と石巻駅を結ぶ仙石線。東北地方のJR線唯一の直流電化路線として知られ、首都圏で使用していた車両を改造投入してきた歴史がある。代表的なのは103系と現在も使われている205系だ。2002年から2004年にかけて205系が順次投入されることにより103系は姿を消していった。その後一時期復活した103系だが2009年には205系1編成の追加投入により完全に終わりを迎えた。
19編成76両存在した205系3100番代だが、オールロングシート車では青色系濃淡の2色で構成される車体帯だった。一方で、2WAYシート車組み込み編成は、マンガッタンライナーと呼ばれるラッピング編成と各車両ごとにラインカラーが異なる編成があった。車両ごとにラインカラーが異なる編成では、側面に沿線の観光地をイメージしたロゴマークが貼り付けされた。以下のとおりである。
クハ205形「石巻・赤」石巻市の花であるツツジをイメージ
モハ205形「松島・オレンジ」松島の朝日と夕日、扇谷の紅葉をイメージ
モハ204形「塩釜・紫」塩釜港に水揚げされるマグロなどの魚をイメージ
クハ204形「仙台・緑」仙台市の木であるケヤキと杜の都をイメージ
仙石線205系3100番代の2WAYシートのマーク
シート形状というより、車内のレイアウトによる利用形態を示している感じのピクトグラム。つり革をもって立っている様子も直感的で良いと思う。