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12系ジョイフルトレイン・くつろぎ号のプチ・ストーリー
◆ 1983年から1999年まで活躍した12系改造の和式客車で、国鉄からJR東日本(高崎支社)に在籍していた。種車の12系一般型客車と比較して、顔つきに大きな変更はないが、かなり早い時期に登場したジョイフルトレインのひとつだった。1987年にはカラーリングに大きく手を加えるなど、ジョイフルトレイン・ブームに乗って化粧直しをしたが、それほど派手な部類ではなかった。どちらかと言えば、このくつろぎをバックアップするため同支社に1986年に登場した和式客車やすらぎ号の方が展望車両が設けられたりして垢抜けした印象だった。それら両車は連結して運転されたり、時には組み換えして使われたこともあるようだ。
これら、和式客車引退後は485系改造の和式電車、せせらぎ号とやまなみ号が活躍した。
現在は群馬県の碓氷峠鉄道文化むらにて屋外保存されている。ちょっと意外に思えるのは、遠く離れた下関・幡生工場で改造された車両だということ。まさに国鉄時代ならではのものと言える。
12系・くつろぎ号のテールマーク
本来テールマーク表示窓がない「12系」を種車としているのだが、後付けタイプのテールマークが用意され、しっかりとデザインされている。
重なり合う扇子と雲、まさに和のテイストで雅な雰囲気が漂っていた。このテールマークも碓氷峠鉄道文化むらにある車両にそのまま残されているので見ることが出来る。ただし、外観を撮影する時に見やすい位置ではないため、もう少し表舞台に立ってくれたらという気持ちになる。
皆様へのお願い~もっと事典を充実させるために~
この列車のヘッドマーク・ロゴマーク類のデザインに関するさらなる情報を調査しています。
また、将来的には 和式客車くつろぎ号のトレイン・サボなども存在が確認出来たらご紹介する計画なので気長にお待ちいただければ幸いです。
なお、トレースを精密に行うには当然のことながら精細な画像が必要になります。このサイトは皆さんに無償で使っていただけるトレインマーク事典ですのでご協力いただけるなら皆さんの益になると確信しております。情報をご提供いただける方を募集しています。