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特急ダイナスター号のプチ・ストーリー
◆2015年3月14日の北陸新幹線の開業に合わせて登場した特急で、福井~金沢を結んで3往復設定される。リレー特急としての位置づけと言えそうだ。なんとも中途半端な距離の列車と思えるかもしれないが、福井県民に北陸新幹線への意識を一層植えつけるのになくてはならない存在だ。
というのも、下りを例にとると大阪発のサンダーバード号の一番列車が福井駅を出発するのが8:30で、はくたか号に乗り継いで東京着は12:40。一方、ダイナスター1号を利用すると6:00発で、新幹線乗換後の東京着は9:32。かなり高い利用価値が実感できるのだ。
愛称の由来については、近年福井県で観光資源として「恐竜」の人気が高まっていることを受け、恐竜を意味する英単語「ダイナソー」と地元の期待を込めた「スター」を合わせた造語の名称とした。同列車は681系・683系6両編成を使用し、「サンダーバード」・「しらさぎ」が運転されない朝・夜の時間帯に運転する。具体的には、福井⇒金沢の下り3本はいずれも朝6~7時台に発車し、金沢駅で北陸新幹線かがやき号に接続。金沢⇒福井の上り3本は21時以降の毎時1本ずつ金沢駅を発車する。ちなみに、おはようエクスプレス・おやすみエクスプレスは同じ区間を走っているが全車自由席の列車であり、ダイナスターの方は座席指定が中心で1往復を除きグリーン車もあることから性格が少々異なる列車設定である。
◆特急ダイナスターのトレインマーク
使用する車両が特急サンダーバード号・しらさぎ号と共通運用の681系・683系となる計画なので先頭や最後尾を飾るマークはなく、その代わりになるかは何とも言えないが、愛称のみを表示する「愛称幕」がサイドに採用されている。
デザイン性の高いものになることも期待されたところだったが、黒い背景色に白文字で「ダイナスター」と「Dinostar」の表記があるだけのものが用意された。