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快速ムーンライト東京・ムーンライト仙台のプチ・ストーリー
◆ ここで紹介する快速ムーンライトシリーズに2つの列車名があるが、これらは対になる列車で、ヘッドマークも共通で使用した。単純な東北本線ルートではなく東北本線・武蔵野線・京葉線を経由するルートで運転された。2003年7月の運転開始当初は往復ともに「ムーンライト東京」とされた
これらは東北方面から東京ディズニーリゾートへの誘客を想定して設定された列車であるため「目的地」が東京となる存在だった。そのため、夜行快速ムーンライト・・・シリーズでは下り列車の行き先となるエリアにまつわる愛称が付けられるのが常だが、そのようにはならなかった。
とはいえ、その帰りとなる下り列車に「東京」という語を付した愛称はイマイチしっくりこないということで、1年目の2004年3月からは
上り列車をムーンライト東京、下り列車をムーンライト仙台と呼ぶことになった。
使用車両は583系6両。せっかくなら寝られる設定にすれば良さそうなものだが、乗車定員が大幅に減ることを渋ってか、全車指定席。この583系の場合、座席間隔こそ広めではあったが固定式でリクライニングシートでないため夜間走行には不向きなため不評だったという。結局2005年9月で運転を終えてしまった。もう少し利用者の快適さを考えたサービスにしていれば2年2か月で終わるようなことはなかっただろう。
※画像提供:Amanogawa_exp様
快速ムーンライト東京・ムーンライト仙台のヘッドマーク
まさにそのまんま「月」のデザインのヘッドマーク。単純ではあるが、583系の車体の色合いを考えた時にしっかりなじむヘッドマークだったと言えそうだ。フォントは角ポップ体タイプで幅広く受け入れられそうな親しみやすい文字だ。
個体差、色あせによるのか背景色の中央付近がもっと白っぽいものも見かけることがあった。