烏山線EV-E301系ACCUMのプチ・ストーリー
◆EV-E301系は、直流電化区間でパンタグラフから集電し、運転と同時に充電する蓄電池車両。営業用車両としてはJR東日本初の車両である。愛称のACCUMは、蓄電池を表す英語「Accumulator」から採られたもので、この車両を筆頭に「交流区間向け」のEV-E801系をも含む、JR東日本の蓄電池車両の総称となるようだ。
烏山線は約20kmほどの非電化区間で、終点の烏山駅には充電設備が設けられている。したがって、まずは蓄電池での運転区間を20kmほどに設定して安定した運行が可能かを調べる試金石の役割を担っている。
2014年3月の運転開始当初は3往復設定され、うち1往復は宇都宮まで直行せず烏山線の起点である宝積寺駅で非電化区間のみを折り返した。宝積寺駅での停車時間が24分であることから、結構短時間である程度の電圧まで回復することが可能ということだったようだ。そして2017年3月4日からは全ての列車がEV-E301系での運行に統一され、キハ40系気動車は山口県の錦川鉄道に売却されるなどして烏山線からは完全に退いた。
ACCUMは、これらとは方式の異なる「ハイブリッド気動車」とともに、環境に配慮した鉄道車両の未来を切り開く車両となる、あるいはどちらかに集約されていくこともあるかもしれない。
烏山線EV-E301系ACCUMのロゴマーク
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