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いきいきサロンきのくに号のプチ・ストーリー
12系客車改造の和式客車6両編成で、4号車のイベントカー以外は掘りごたつや座卓を備えたお座敷になっている。外観は、窓が上下に大きく広げられて視界が大きく広がっていることが特徴。さらに両端の貫通扉をつぶして非貫通となり、例えるなら24系客車の電源車のような雰囲気になった。3つの窓にかかるようにブラックアウトされているため、遠くから見ると横に長くつながった窓のように見えたがそれぞれ独立した窓だった。
元々は天王寺鉄道管理局(竜華客貨車区⇒和歌山電車区)所属のお座敷客車で、通称「ワカ座」と呼ばれた。12系を使用したお座敷列車としては全国で4例目のものだった。
1989年に「いきいきサロンきのくに」として改造され、編成定員は256名から152名と大幅に減少した。4号車がイベントカーとしてフリースペースになったことがおもな理由だが、輸送容量よりもサービス重視に変わっていった時期であることがうかがい知れる。車両はその後、1997年に宮原運転所へ転属。長らく活躍したが2007年11月5日に廃車となった。
いきいきサロンきのくに号のヘッドマーク
おそらくEF65にのみ使用されたと思われる「いきいきサロンきのくに」号のヘッドマーク。客車のテールに表示されるマークとほぼ共通のデザイン。
文字列としては3列あるが、極太丸ゴシックの「きのくに」とそのすぐ上にある英字のフォントの細さが非常に対照的で面白い。
このヘッドマークは現在も京都鉄道博物館にて収蔵されている。
皆様へのお願い~もっと事典を充実させるために~
この列車のヘッドマーク・ロゴマーク類のデザインに関するさらなる情報を調査しています。
また、将来的には 「いきいきサロンきのくに」号のトレイン・サボなども存在が確認出来たらご紹介する計画なので気長にお待ちいただければ幸いです。
なお、トレースを精密に行うには当然のことながら精細な画像が必要になります。このサイトは皆さんに無償で使っていただけるトレインマーク事典ですのでご協力いただけるなら皆さんの益になると確信しております。情報をご提供いただける方を募集しています。