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臨時特急ワッカ号のプチ・ストーリー
◆ 函館本線(山線)に設定された臨時特急ワッカ号。おそらく2013年~2015年にかけての3年間のうちの多客期に設定されたようだ。
最初の年(2013年)の夏、8/10に登場して8/25までキハ183系スラントノーズ車を使用した。この年の設定では札幌と長万部の間を往復する設定で、札幌(6:57)⇒長万部(10:20)、長万部(14:08)⇒札幌(18:27)。札幌寄りの1号車が自由席で、残る2~4号車が指定席だった。だが、この設定はこの一年きりのものだった。
2014年夏と2015年初の冬、そして同年夏はニセコエクスプレス3両編成での運転で函館(14:17)⇒札幌(19:29)の片道運転だった。というのも、逆向きの設定は特急ヌプリという愛称で、両者合わせて1往復だったからだ。編成は札幌寄りの1~2号車が指定席、3号車が自由席だった。
2015年8月18日~31日の運転を終えた後、9月5日からは臨時特急ニセコ号として運転されるようになったのでここで特急ワッカ号の短い歴史は終了した。
臨時特急ワッカ号のトレインマーク
臨時特急ワッカ号の「ワッカ」とは、アイヌ語で「水」を意味する言葉だという。倶知安~蘭越の間で並走する尻別川は素晴らしい清流で車窓を彩る絶景の一つであることから、水を意味するワッカという愛称を採用した。
羊蹄山をバックにして、流れる清流はまさに尻別川に他ならない。「ワッカ」の文字が白文字に加えてボーダーの陰文字と重ねられていて面白い。この手法は姉妹列車となった臨時特急ヌプリ号と同様である。
車両先頭部側面にはヘッドマークをさらにアレンジしたステッカーが貼られていたが、ご当地の魚「イトウ」が川面を跳ね泳ぐ姿が躍動感たっぷりに描かれていた。