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新幹線あさひ号のプチ・ストーリー
◆ 東京~新潟・ガーラ湯沢を結ぶ上越新幹線の速達型列車として2002年まで運転されていた新幹線あさひ号。本来なら愛称が消滅する予定などまったくなかったのだが、1997年12月の長野新幹線開通によって特急あさま号が新幹線の愛称として設定されたことにより、一文字違いの名前は乗り間違えが多発してしまったということで、数多くの要望が寄せられて「あさひ号」を改名して愛称を1997年まで使用されていた「とき号」に変更することになったものだ。したがって、上越新幹線が「あさひ号」・「たにがわ号」の組み合わせで運転されていた期間は5年に満たなかった。
元々の愛称の由来は日の出の朝日ではなく「朝日岳」。近隣区間を走っていた急行列車の愛称を採用。公募では18位だったということで、かなり大胆な起用だったと言えそうだ。
◆新幹線特急あさひ号のトレインマーク
新幹線あさひ号のものと言えるトレインマークは一つもない。しかし関連するものをここで取り上げたい。右は2003年度から始まったリニューアル以前のカラーリングでのE1系のロゴマーク。この車両は、東北新幹線と共用目的で作られた車両なので、愛称固有のものではない。かなりシンプルでおとなしい印象をうける。
現在もデザインのベースは踏襲されるロゴマークの形はMAXの名を一般客にも十分定着させる点で貢献してきた。でもMAXの意味がMulti Amenity Expressだとはちょっと意外な気がする。眺めは良いが、居住性はいまいちの印象が強い。
◆新幹線特急あさひ号の画像
画像は東北新幹線やまびこ号のものだが、東北・上越新幹線の大宮開業当初からしばらくはすべてこの200系車両にて運転されていた。東海道山陽新幹線「ひかり号」「こだま号」の0系車両をベースにしたデザインは、もし実際に隣同士にして並べてみると鼻の長さや運転席窓周りやスノープラウなど、見た目にもわかる違いも数多くあるものの、「やっぱりこれぞ新幹線」という印象を長い間築き上げてきた。とはいえ2013年、定期列車運用から完全に退き、ついに世代交代が完了した。