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特急こだま号のプチ・ストーリー
◆ 東京と大阪、二大都市間を行って帰る日帰り運転を初めて可能にした列車であることから「こだま」という愛称が選ばれた。応募は10万通を超え、その中からイメージにぴったりな愛称として決定したものだ。
151系の特急こだま号から、新幹線こだま号に生まれ変わって半世紀が経過した。
つまり、各駅停車型新幹線としての「こだま号」しか知らない世代がかなりを占めてきたわけだが、振り返ると151系特急形電車が登場し、ボンネット型の在来線特急が標準的なスタイルと認知されていた頃には「こだま型」と呼ばれるほど、特急こだま号は日本を代表する特急だった。
新幹線では速達タイプのひかり号に対して下位の列車に甘んじたことを残念に思った人も少なくなかったそうだ。しかし速さでは「光」にかなわない「こだま」の物理的イメージによりこうなったのは仕方のないことだろう。
特急こだま号のトレインマーク
当初20系と呼ばれた151系電車を最初に投入された、国鉄電車特急第一号が特急こだま号。したがって、このボンネット型が「こだま型」と呼ばれるのも当然のことだ。
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【HM登場】1958年11月1日
【HM引退】1964年9月30日
(翌日から東海道新幹線へ)
【HM使用期間】5年11カ月
そして、「言われてみればそうだね」と思うのが、逆三角形の特急シンボルマークとJNRマークを掲げるようになった列車第一号でもあるということ。
これらのマークが日本中を席巻して駆け巡っていた時代の始まりはこの「特急こだま」号なのである。