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特急草津号◆ヘッドマーク事典

か行
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特急草津号のプチ・ストーリー

◆上野~長野原草津口を結ぶ現役の特急草津号。登場時から長らく万座・鹿沢口発着列車が存在したが、2016年3月26日ダイヤ改正にて全列車・長野原草津口駅発着に変更された。急行から格上げされて新特急として設定され、現在は特急として運転されている。

また、ずっと一貫してきた185系による運転も2014年3月15日のダイヤ改正からは(常磐線で活躍していたスーパーひたち用の)651系が1000番代となって転入し、運用に就いている。余談だが、草津号には派生愛称が多いのも一つの特徴で、四万草津号、草津白根号、そして現在ではリゾートやまどり編成を使ったリゾート草津号などがある。

画像提供:KOGANETURBO様・歩王様

◆特急草津号のトレインマーク

● 最初のイラストマーク

シャクナゲの白い花、そして火口湖(湯釜)さらに向こうに見える山は草津白根山を描いたもの。そういえば、この区間に以前は特急白根号という列車も走っていたことを覚えていらっしゃる方もあるかもしれない。その、「特急白根」を「急行草津」と統合して1985年に誕生したのが新特急草津号だ。

新特急草津号初代ヘッドマーク

(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)

【HM登場】1985年3月。

一方、デザインの消滅時期は車両リニューアルと並行したと思われるため、正確にはつかめない。

※シャクナゲの花に見えないという意見も聞かれるが、鉄道ファン(交友社)1985年6月号P.25に明記されている

● 2代目のイラストマーク

初代ヘッドマークで何も支障はなかったはずだが、使用していた185系電車のリニューアル実施に合わせて黒背景のものに変更された。列車名部分のみの相違で共通デザインなのが特急谷川(ブルーの縁取り)、特急あかぎ(赤の縁取り)。

(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)

【HM登場】1995年9月
【HM引退】1997年10月
【HM使用期間】2年1か月

 ● 3代目のイラストマークそしてLED-HM

黒背景という点は変わらなかったものの、少し列車ごとの区別がつくようになったのが3代目デザイン。草津は「温泉」のイメージを前面に押し出していることがうかがえる。温泉の「♨」マークをカクカクにしたものなのか、はたまた草津温泉の湯畑をイメージしたものかわからないが、草津らしさは感じられる。

(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)

【HM登場】1997年10月
【HM引退】2014年3月 651系LEDにデザインコンセプトは継承
【HM使用期間】16年5か月

特急草津LEDヘッドマーク

(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)

特急草津の設定当初から四半世紀以上続いた185系200番代を使用する運用も2014年についに終わり、この路線の名物となっていた特急あかぎ号や特急水上号との併結による14両編成という大迫力編成も過去のものとなった。現在は7両のこじんまりとした編成で運転している。

● 初代イラストマーク・復活?そして番外編

特急草津ヘッドマーク(シャクナゲ)

(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)
【HM登場】2005年3月19日
【HM引退】2010年9月20日
【HM使用期間】5年6か月

エル特急、新特急という種別が廃止された直後、初代のデザインを復活させて、183系で運転した際の特急草津号のマーク。 「特急」という文字は不要だという思いは当然あるのだが、元のデザインのバランスを崩さずに配置したかったのではないかという、デザイナーの意図が透けて見えるようで面白い。

臨時特急草津白根号ヘッドマーク

(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)

2002年12月から2007年3月にかけて全車指定の臨時列車として設定されていた特急草津白根号。土日を中心に設定されていたらしい。このヘッドマークはメインで運用されていた185系電車でのもの。183系も一部使用されていたが、その際にはシャクナゲが描かれた初代特急草津HMのイラストに準じたものだった。

◆特急草津号の画像

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かつては数多くの特急列車が次々と往来した、分岐点のターミナル・大宮駅だが、現在では昼行特急の数もほとんど新幹線に奪われてしまった。後ろ姿も何だか寂しげに見える。 30年以上にわたって首都圏と北関東を結んできた185系もすでに老兵の部類に入り、終焉を迎えてしまった。

以前の185系200番代と言えば白い車体にグリーンの細いラインが窓の下に水平にまかれたオーソドックスなデザインだった。
2000年前後の時期に進められていたリニューアルの際にカラーリングを一新し、窓の下にはグリーンラインではなく、「<<<EXPRESS185>>>」のロゴマークを貼るようになった。kusatsu4

185系と言えばその応用範囲の広さが特徴。その表れのひとつが乗降口の広さだ。確かに国鉄型特急車両としては際立って広い。国鉄型の表示幕も185系車両に最後まで残った味わい深さのポイントだ。文字の配置もフォントもそのままに国鉄風を保っていた。上野発着列車においてはおなじみの、「上」の字の右肩上がりが懐かしい。

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