あずみのエコー号のプチ・ストーリー
◆ 1980年代半ばの国鉄末期、短い編成で高い頻度の運転というパターンを推し進めていた国鉄にあって、長野県・大糸線の電化区間(松本~信濃大町・南小谷)でもそのパターンに当てはめた列車を試みた。
115系電車を使用して「あずみのエコー」と記されたヘッドマークを用意して運転した。しかしこの愛称は時刻表に掲載されるような列車名ではなく通称として用いられたものに過ぎない。それでも利用者にとってはこのヘッドマークを見ただけで大糸線の列車であることを見分けやすかっただろうし、デザインの素敵さも相まってしばらくの間は存在意義を感じられたと思われる。
正確な情報はなかなか入手できずにいるのだが、背後に映し出されている山々は北アルプスの姿でまず間違いないだろう。エリアからして乗鞍~穂高~鹿島槍~白馬といったあたりをイメージしつつ、ギュッと凝縮したものではないだろうか。一方、手前側の水色と黄緑の縞の部分は安曇野の特産品であるわさびを栽培している農場のイメージのように思える。(情報提供希望中。)
この頃、165系を使用した普通列車もあったようだが、このマークが使用されることはなかったようだ。
皆様へのお願い~もっと事典を充実させるために~
この列車のヘッドマーク・ロゴマーク類のデザインに関するさらなる情報を調査しています。
また、将来的には あずみのエコー号のトレイン・サボなども存在が確認出来たらご紹介する計画なので気長にお待ちいただければ幸いです。
なお、トレースを精密に行うには当然のことながら精細な画像が必要になります。このサイトは皆さんに無償で使っていただけるトレインマーク事典ですのでご協力いただけるなら皆さんの益になると確信しております。情報をご提供いただける方を募集しています。