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大船渡線の簡単な解説
◆ 東北本線・一ノ関駅と大船渡市の盛駅を結ぶ非電化路線、大船渡線。盛駅は三陸鉄道との乗換駅でもある。
状況が大きく変わったのは2011年の東日本大震災時。気仙沼~盛間の海岸区間で甚大な被害が発生したため気仙沼以北区間が正式にBRT化されて専用バスでの復旧となったためだ。そして、志津川駅や歌津駅といった南三陸町を経由する気仙沼線も同様の決定となったため、仙台方面から気仙沼につながる県内輸送を担う唯一の鉄路という側面も持つようになった。したがって、気仙沼線の線路は気仙沼につながらず、大船渡線の線路は大船渡につながらず気仙沼止まりという、わかりづらい状況での復旧となった。
気仙沼駅を終点とするようになった大船渡線(鉄道線)。それゆえに、仙台からの直通列車を希望する声も上がり、2017年~18年に途中駅無停車の臨時快速列車が設定されたりしたが、需要は限られていたことや三陸自動車道の直通とジャンクション付近の改良によってバスの利便性が高まったことで列車の必要性は見直されたようだ。
もっとも、観光列車であればそうとは言い切れないので、そこに希望を置きたいところだ。また、2021年には気仙沼を舞台にしたNHKの朝の連続テレビ小説「おかえりモネ」が放送され、注目を集めることが出来たことも生かしたいが、コロナの影響でなかなか難しいことも残念でならない。
大船渡線のロゴマーク
大船渡線の愛称は「ドラゴンレール・大船渡線」である。それは地図を見てみると一目瞭然なのだが、路線が直線的にではなく大きくうねるように敷設されているからだ。陸中門崎~千厩は直線距離で8キロ少々だが、なんと約26キロも要しているのだから、その迂回ぶりがよくわかる。
我田引鉄の際立った例として語られ、それはやや異常に感じるほどだが、あたかも竜が横たわっているように見えるその形状を前向きにとらえて「特色ある路線」とみなす視点はとても良いと思う。
ちなみに、2013年までは快速スーパードラゴンという列車も走っていて、そこにも愛称が織り込まれていた。
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この列車のヘッドマーク・ロゴマーク類のデザインに関するさらなる情報を調査しています。
また、将来的には 大船渡線関連のトレイン・サボなども存在が確認出来たらご紹介する計画なので気長にお待ちいただければ幸いです。
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