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特急しまんと号のプチ・ストーリー
◆ 瀬戸大橋(本四備讃線)の開業により、特急南風が高松発着から岡山発着に改められた際に、元の南風号の経路に新規設定された特急しまんと号。運転区間は、高松~高知・中村。近年は高知止まりの設定が大半で四万十川エリアまでは行かないものが多くなっている。
当初、3往復の設定で単独運転、坂出駅で寝台特急瀬戸と接続する設定もあった。現在は南風号との併結運転を中心に5往復の設定となっている。
1990年代から長く使用されてきた2000系気動車に代わり2020年代は2700系の時代となる。2021年春の改正で完全移行した。
◆特急しまんと号のトレインマーク
(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)
【HM登場】1990年11月21日
【HM引退】2021年3月12日
【HM使用期間】30年4か月
最後の清流と呼ばれる、四国西部を流れる川の名称「四万十川」。その名前を採り、南風号と並ぶ土讃線の特急の代表として走っている。トレインマークは見ての通り、蛇行する川の流れを描いたもの。そして、背景の赤は土讃線のラインカラーであって、南国をイメージしたものではないらしい。それにしても、抽象的すぎてちょっと魅力には欠けるデザインだ。
【初代】トンボのヘッドマーク
(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)
【ロゴマーク登場】1988年4月10日
【ロゴマーク引退】1990年11月20日
(翌日から抽象画タイプに変更)
【ロゴマーク使用期間】2年7か月
対照的に四万十川流域ののんびりとした雰囲気をいっぱいに味わえるデザインが初代ヘッドマーク。赤とんぼが飛ぶところもワンポイントが地域の魅力を伝えている。川の流れが速そうに見えるが、そのあたりはちょっとイメージと違っているような気もする。
◆特急しまんと号×TSE
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量産型2000系が配備され始めた頃の、TSEという文字が前面に掲げられた車両の特急しまんと号。キハ181系王国と言われた四国に振り子式を採用した新型ディーゼル車が特急用に導入されると聞いたときには驚いたが、その後2000系王国と言えるほど、特に土讃線ではエースとして活躍した。
この後量産された2000系は黄色いラインが入ったが、ちょっと浮いた印象を受けた。車両の塗装に関しては、このままが良かったような気がする。もちろん、ヘッドマーク窓があったほうが嬉しいというのが私の個人的意見だ。
*** 画像提供:kogane-turbo様