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SL碓氷号のプチ・ストーリー
◆ SL碓氷は、1999年4月18日に高崎~横川間で運転開始した臨時快速列車で蒸気機関車D51-498牽引による運転が最初の形態。「碓氷峠鉄道文化むら」の開園に合わせて設定された。ちなみに、電車の臨時快速列車として「快速碓氷」号という列車もあった。
2011年からはC61-20をもうひとつの牽引機として加え、さらには旧型客車を使用したSLレトロ碓氷号としての運行も開始された。2018年10月からは「SLぐんま よこかわ」に愛称変更。SL碓氷の名称は終わりを迎えた。
この列車の運行形態は、片道SLによる牽引で、逆向きはDLまたはELによる牽引が基本だった。それゆえ、ヘッドマークの「SL」と書かれた部分が書き換えられたようなマークが掲げられていた。
※DL=ディーゼル機関車、EL=電気機関車。
SL碓氷号ヘッドマーク
赤と黄色の2色だけで構成されたシンプルなヘッドマーク。
左右対称に描かれた美しい山の形は沿線から北側に見上げることのできる榛名山ではないだろうか。漢字とローマ字で書かれた列車名の間の水平の部分は、確証はないのだが碓氷峠を語るうえで外すことのできない「アプト式鉄道」をイメージしたものだろうと思われる。
このマークで注目したいのは漢字表記の文字の大きさである。デザインの印象というよりも「文字で示した名前」の印象が強く残りそうだ。
なお、SL碓氷号のヘッドマークはいろいろとバリエーションがあったようなので、ここでご紹介しているのはその中のほんの一例である。
皆様へのお願い~もっと事典を充実させるために~
この列車のヘッドマーク・ロゴマーク類のデザインに関するさらなる情報を調査しています。
また、将来的には SL碓氷号のトレイン・サボなども存在が確認出来たらご紹介する計画なので気長にお待ちいただければ幸いです。
なお、トレースを精密に行うには当然のことながら精細な画像が必要になります。このサイトは皆さんに無償で使っていただけるトレインマーク事典ですのでご協力いただけるなら皆さんの益になると確信しております。情報をご提供いただける方を募集しています。