EF510形RED THUNDER とは
◆2002年に登場したJR貨物の交流直流電気機関車で、関西~東北の日本海縦貫線などで活躍している機関車。「赤い稲妻」を意味するレッドサンダー(RED THUNDER)という愛称を持つ。この愛称は公募によって決まったもので、当然ながら赤いボディーの0番代にのみ使用されている。
2009年からEF510形に500番代が登場したが、これはJR東日本において寝台特急牽引用の機関車として15両新製され、うち2両が寝台特急カシオペア用のシルバー塗装、残りの13両が北斗星色などの俗称を持つ青い車体となった。したがってRED THUNDERとは呼ばれていない。
ただし、その後に501号機~508号機、511号機、512号機~515号機、そして最後にカシオペア塗装の509,510号機もJR貨物に売却され、サイドの流れ星マークもすべて除去された。それにより今後の塗り替えがあるのかどうかが気になるところである。なお、ブルーサンダーという愛称はEH200に既に使用されていたため使うことができない。
そしてさらに2023年からは九州向けとして交流回生ブレーキを備えるなどした300番代がシルバーのボディーで登場した。こちらは0番代と同様にRED THUNDERと呼ばれている。
◆EF510形・RED THUNDERのロゴマーク
ECO-POWERという表示は金太郎・桃太郎などと共通するもの(フォントは異なる)で、いかにも現代風の主張だ。このEF510形機関車自体、1968年から生産されてきたEF81形機関車を置き換えて省エネ対策と老朽化対策を同時に行なうために造られているので当然のことだろう。
ロゴマークで使われている書体はなんとなくアメリカン・コミックを思わせる感じで好みが大きく分かれそうな気がする。
◆EF510形の画像
残念ながら、現時点では0番代の画像を取得できていないため、500番代のみのご紹介。
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この列車のヘッドマーク・ロゴマーク類のデザインに関するさらなる情報を調査しています。
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