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【貨物のマーク】コンテナ特急たから◆テールマーク事典(2025-10)

コンテナ特急たから号のテールマーク
コンテナ特急たから号のテールマーク

コンテナ特急たから号のテールマーク

チキ5000形コンテナ車(後のコキ5000形)24両とヨ5000形車掌車を連結した25両編成は全長460mというロング編成の最後尾を飾ったのがコンテナ特急たから号のテールマーク。行燈式のマークはどっしりとした重厚感に満ちていた。

コンテナ特急たから号のテールマーク

コンテナ特急たから号のテールマーク

そして、姉妹列車ともいえるのが「西たから」。いくらか色を濃くしたマークが使用されたようだ。

コンテナ特急西たから号のテールマーク

コンテナ特急西たから号のテールマーク

 

コンテナ特急たから号のデータファイル

「たから」は、戦後最初の特急貨物列車として1959年11月5日運転開始した列車。9月22日ダイヤ改正で登場する予定だったが、車両の完成時期の遅れによって少しずれこんだ。

牽引するのはマンモスと呼ばれたEH10形。非電化であった吹田操車場~梅田についてはD52形蒸気機関車。最高速度85km/hで汐留~梅田を結び所要時間は10時間55分。途中駅でのコンテナ積み下ろしは行われなかった。

1960年10月1日ダイヤ改正で、集荷の利便性向上のため下りの「たから」の汐留発時刻が変更。それに伴って所要時間が少し多くかかるようになり11時間11分運転に。

1961年10月1日ダイヤ改正で、「たから」は2往復運転に。上下ともそれぞれ「第1たから」「第2たから」として運転された。

コンテナ特急たからの先頭に立ったEH10

コンテナ特急たからの先頭に立ったEH10

1963年10月1日九州へ向かう「西たから」が誕生。

1964年10月1日のダイヤ改正では東海道新幹線開業に伴って、東海道本線のダイヤに余裕ができたため貨物列車を増発。コンテナ専用特急貨物列車も5往復に。

1966年10月1日から10000系貨車を使用した貨物列車で初めての100km/h運転列車が設定されるが、この列車名は「ことぶき」「さかえ」「あけぼの」などとなり、「たから」とは命名されなかった。

東北・北海道方面へ向かう「北たから」が設定されたのはこの頃だろうか。遅くとも1967年には運転されていたようだ。非電化区間はDD51牽引。

1968年10月1日ダイヤ改正で、最高速度85km/hの貨物列車は「急行貨物列車」と変更されたため、「たから」の列車種別が特急貨物ではなく急行貨物に変更。

1969年4月25日からフレートライナーの運行開始。これに伴って「たから」の愛称は廃止された。

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