36ぷらす3のプチ・ストーリー
◆ JR九州の7県をぐるりと巡る「36ぷらす3」。D&S(デザイン&ストーリー)列車第12弾として初の電車(787系)で設定され、2020年10月16日に運転開始となる。当初の計画では15日だったが、九州豪雨の被災地を含むエリアを見合わせたため残りのコースでのスタートとなる。
何かと謎が多いネーミングには様々な思いが込められている。まず「九州は世界で36番目に大きい島」とのこと。そして、九州を楽しむ35のエピソードを詰め込んだこの列車、全ルート楽しんで、お客さまご自身に“36番目のエピソード”を語っていただきたいという思いが込められているという。
そして「3」は、乗客・地域住民・JR九州、そして驚き、感動、幸せを加えることで、サンキュー!(39)につながる。
コンセプトは「九州のすべてが、ぎゅ―っと詰まった“走る九州”といえる列車」。全車グリーン車の設定となっている。列車は昼食付きの旅行商品としての販売をベースとしながらも、みどりの窓口などでグリーン特急券を販売することで気軽に利用したい人のニーズにも応える。
基本的に、昼間は列車の旅を満喫し、夜は大いに地元で楽しんでもらいたいという考え方で設定されているため、日中の時間帯のみの運行である。
36ぷらす3のロゴマーク
このマークは、JR九州で現在広く用いられている「AROUND THE KYUSHU」をベースにしたマークである。36ぷらす3の計画発表の時に明かされたものでポスターなどにも用いられてきた。
しかし、実際に車両に貼られているマークは微妙に異なるようで、「36+3」の文字の上に弧を描くように「AROUND THE KYUSHU」と書かれており、下側にも細かな文字列が3列ほどにわたって見られる。また、外周の円の文字も別のものになっている。 いずれまたご紹介したいと思う。
皆様へのお願い~もっと事典を充実させるために~
この列車のヘッドマーク・ロゴマーク類のデザインに関するさらなる情報を調査しています。
また、将来的には 36+3号のトレイン・サボなども存在が確認出来たらご紹介する計画なので気長にお待ちいただければ幸いです。
なお、トレースを精密に行うには当然のことながら精細な画像が必要になります。このサイトは皆さんに無償で使っていただけるトレインマーク事典ですのでご協力いただけるなら皆さんの益になると確信しております。情報をご提供いただける方を募集しています。