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クルーズトレイン・TRAIN SUITE四季島号のプチ・ストーリー
◆目的地への移動手段ではなく、帰還形列車としてツアー客のみを対象にしたクルーズトレイン。JR九州で超豪華と話題になった「ななつ星」に続いて、JR西日本のトワイライトエクスプレス瑞風と並び、JR東日本のフラッグシップとなる列車として2017年春に運行開始した。形式名はE001系。
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初年度となった2017年シーズンには「春~秋コース」では1泊2日の山梨~信州~会津のコースと3泊4日の北海道方面のコースがあり、「冬コース」としては青森~弘前~鳴子温泉コースが設定された。さらに、「東日本の旬コース」という限定プランが発表され、2017年夏(8/16~18)と2018年春(3/24~26)のそれぞれ2泊3日コース、また年末年始コース(12/31~1/1)も設定された。
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これまで不定期に走ってきた「カシオペア・クルーズ」によって確かめられてきたニーズをしっかりつかみ、それを満たしてくれる列車となっている。
列車は10両で1編成となっている。先頭と最後尾に当たる車両は展望エリアを備えた動力車となり、客室車両はスイートが5両、デラックススイートが1両、パブリックスペースとしてラウンジカーとダイニングカーが各1両あり、合計10両となる。
⇒ 【青森・一ノ関・鳴子温泉/2泊3日】時刻表と概要(現在このコース設定はありません)
TRAIN SUITE四季島号のロゴマーク
トランスイート四季島のマークは、三本の線が基本になっている。それぞれ『ひと』・『もの』・『こと』を象徴しており、それらが「四季」を意味する「4つの節目」を巡り戻ってくるデザイン。つまり、美しい四季と伝統を感じるクルーズの旅を表現しているという。
ダークグリーンの背景のものはマークが発表されたときの、イメージに基づくデザインで、実際の車両ではシャンパンゴールドの軽やかさを感じるボディーに高級感が加わった深みのあるゴールドが輝く、美しいデザインになっている。
運転開始から1周年を迎えるにあたり、記念ロゴが用意された。
JR東日本のプレスリリースによると「今後1 周年のイベント展開時には、このロゴマークを使用してまいります」と記されており、しばらく見ることができた。
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TRAIN SUITE四季島×陸羽東線
トランスイート四季島、冬の2泊3日コースは3日目の朝を非電化区間である陸羽東線で迎える。架線も架線柱もない環境、青空と雪野原という最高のコンディションの中、10両編成の豪華列車が行く姿は圧巻である。
この日はかなり冷たい西風が吹き下ろしてきていたが、そんな追い風に乗るようにして颯爽とやってきた。夏から秋には稲穂が揺れる大崎平野の新しい「名物コラボレーション」ということが出来るだろう。
★冬の2泊3日コースのフォトギャラリーはこちら
TRAIN SUITE四季島号のテーマ曲
テーマ曲は、日本アカデミー賞の最優秀音楽賞を受賞するなど日本の音楽界をリードする佐藤直紀氏が作曲。このテーマ曲が「TRAIN SUITE四季島」の車内外で奏でられ、特別な旅を演出することになる。
クルーズトレイン・TRAIN SUITE四季島号の試運転動画
冬コースに含まれる陸羽東線を試運転。鳴子温泉駅までの往復をした、その復路。
両先頭車両の展望車両は4面ガラス張りという爽快なまでの開放感あふれる車両だ。いくつかの三角形を組み合わせた窓のデザインは好みが分かれそう。見る分には面白いが、乗ってみると落ち着かない印象にもなりうるだろうか?実際に乗車なさる方に尋ねてみたいものだ。また、小さな窓がずらりとならぶデザインもかなり特徴的で面白い。