鉄道110周年記念号のプチ・ストーリー
◆ 1982年で鉄道が開通して110周年を迎える10月14日に先駆けて、東京～大阪を結ぶイベント列車として1982年10月10日・11日の二日にかけて1往復した記念列車。13両にも上る長い14系座席車編成（1両だけ寝台車を含んでいた）を牽く茶色の機関車、EF58-61の前後に特製のヘッドマークが取り付けられていた。
鉄道110周年記念号のヘッドマーク
ヘッドマーク上部の縁に沿って添えられている「いい日旅立ち」という文字は、当時の国鉄のキャッチコピーであり、キャンペーンソング「いい日旅立ち」を山口百恵さんが歌っていたことを覚えている人も多いことだろう。その曲は後にトワイライトエクスプレスの出発時と到着時の車内メロディーや山陽新幹線の車内放送前のオルゴールにもなっている。
鉄道110周年記念号の先頭
この日の私はまだ小学6年生。この列車の運転を知って大阪駅に行った訳ではなく、たまたま居合わせて偶然そこにいたホームにすごい人だかりができていたのだが、撮りに来ていた人たちが順番に場所を空けてくださって撮影できた、思い出の列車でもある。
鉄道110周年記念号の牽引機後ろ側
この前年（1981年）から同様の機関車と客車の組み合わせによるリバイバルトレインが何度か企画された。特急つばめ、特急はと、特急平和などがあったが、同じダイヤにて9001~9002列車として運転された。
皆様へのお願い～もっと事典を充実させるために～
この列車のヘッドマーク・ロゴマーク類のデザインに関するさらなる情報を調査しています。
また、将来的には 鉄道110周年記念号のトレイン・サボなども存在が確認出来たらご紹介する計画なので気長にお待ちいただければ幸いです。
なお、トレースを精密に行うには当然のことながら精細な画像が必要になります。このサイトは皆さんに無償で使っていただけるトレインマーク事典ですのでご協力いただけるなら皆さんの益になると確信しております。情報をご提供いただける方を募集しています。
