花たびそうや号のプチ・ストーリー
◆ 宗谷本線の春の景色を楽しむ列車として例年、5月~6月頃の期間限定運行をしている花たびそうや号。山明・紫水・道東 森の恵み・道北 流氷の恵み といった車両を使用した年もあれば、キハ54系を含めた年もある。旭川~稚内を約6時間かけてのんびり旅するのにぴったりの急行列車だ。
2022年5月14日から運行されているが、実際には2020年から計画されていた。2019年にJR東日本から借り受けたトロッコ型気動車「風っこ」による風っこそうや号を試験的に運行し、その結果を受けての計画だった。ところが、新型コロナウィルスのパンデミックにより計画が2年続けて流れていた。
花たびそうや号のヘッドマーク
花たびそうや号のヘッドマークは前後で異なり、2種類存在する。ここで紹介するのはまず一つ目、おそらく塩狩峠の一目千本桜を意識した「桜」中心のデザイン。ほかにも美しい花々が咲き誇る宗谷本線の沿線だが、このヘッドマークで魅力を感じる人も少なくないかもしれない。