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寝台特急はくつる号◆ヘッドマーク事典

特急はくつる号583系ヘッドマーク
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寝台特急はくつる号のプチ・ストーリー

◆ 上野~青森を全線東北本線経由で結ぶ寝台特急列車として、東北新幹線八戸開業の2002年まで運転されていた寝台特急はくつる号。1994年まで583系電車寝台車を使用していたが、24系25形客車寝台に置き換えられ、最後の8年を走破した。

1988年の青函トンネル開業までは、同じく寝台特急ゆうづる(常磐線経由)と共に北海道へ渡る目的の利用者も多かった。特に、この特急はくつるは函館~網走間を直通する特急おおとりとのリレーが上り下りともに20年以上にわたって続き、繰り返し利用する人たちにとってわかりやすい組み合わせが確立されていた。言うまでもないが、青森~函館間は青函連絡船を利用する前提である。

上野~青森を結ぶ2つの寝台列車が「鶴」を名前に含む理由は、いずれも北海道連絡列車としての使命に主眼を置いており、北海道の象徴のひとつである丹頂鶴のイメージを含めたものだという。

1982年のダイヤ改正までは昼行特急はつかり号と全く同じ区間設定だった。

◆寝台特急はくつる号のトレインマーク

1994年から運転されたブルートレインはくつる号の前後トレインマーク。ヘッドマークでは、つばさがとっても立派なのとは対照的に、胴体がかなりスレンダー。そんな印象の鶴のデザインだ。

特急はくつる号機関車ヘッドマーク

特急はくつる号機関車ヘッドマーク

寝台特急ゆうづる号のヘッドマークとの大きな違いは、色と、鶴の位置。ちなみにゆうづる号のヘッドマークでは鶴が上にいて列車名が下に配置されている。

特急はくつる号テールマーク

特急はくつる号テールマーク

583系トレインマークは縦の厚みがやや薄い。客車編成のテールマークとほぼ同じデザインでほんの少しアレンジが異なる。特急はくつる号というとブルートレインとしてデビューしブルートレインとして終わったわりに、583系電車特急での期間のほうが長く(約7割を占める)、電車寝台特急のイメージが強い。

特急はくつる号583系ヘッドマーク

特急はくつる号583系ヘッドマーク

濃紺のラインが入った583系ボディーと濃紺の背景を持つトレインマークがマッチしないわけがない。同じ区間を常磐線経由で走っていた寝台特急ゆうづる号の華やかなヘッドマークとよく比較されたが、こちらは心地よい落ち着きを感じる。

◆寝台特急はくつる号の画像

同じ上野~青森を結ぶ寝台特急、ゆうづる号が最大7往復の大所帯になっていたのに対して、こちら寝台特急はくつる号は最盛期でも2往復にとどまった。とはいえ、ゆうづる号より遅い時期まで存続し、夜の東北路を駆け抜けていた。

上野駅の長距離列車のホームで出発の時を待つ寝台特急はくつる号。583系電車寝台の最後尾のテールランプとブルーのテールマークが、とても明るいとは言い難かったホームの空間にきれいに浮かび上がる。同じ区間を走っていた昼行特急はつかり、常磐線経由の特急みちのく、上野~仙台の特急ひばりとも共通運用だった。

 

 

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