特急スーパー白鳥号・特急白鳥号◆ヘッドマーク事典(2023-10) | HM事典新館
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特急スーパー白鳥号・特急白鳥号◆ヘッドマーク事典(2023-10)

スーパー白鳥ヘッドマーク
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特急スーパー白鳥号・特急白鳥号のプチ・ストーリー

◆ 新青森~函館を結ぶ連絡特急スーパー白鳥号・特急白鳥号。2002年12月1日に登場。設定された当初は八戸駅で東北新幹線~北海道ルートの乗客を運ぶリレー的特急として、そして2010年12月からはその中継点を新青森駅に移した役割となった。言ってみれば盛岡駅を中継点としていた特急はつかり号の役割をそのまま引き受けた感じの列車だ。海を渡る、渡り鳥の名にふさわしい役割だった。hakucho5

乗客の多くは函館駅で札幌方面の連絡列車として特急スーパー北斗号などを続けて利用した。しかし、2016年3月26日ダイヤ改正において北海道新幹線が新青森~新函館北斗の部分開通を迎え、それに先立つ3/21日に廃止となった。新幹線の愛称に採用されることもなかったので残念に思っているファンも多いかもしれない。

*日本海縦貫線の特急白鳥は別ページでご紹介。

◆特急スーパー白鳥号・特急白鳥号のトレインマーク

スーパー白鳥ヘッドマーク

【HM登場】2002年12月
【HM引退】2016年3月
【HM使用期間】13年4か月

この区間に新規設定されるに際し、JR北海道所有の789系を使用するスーパー白鳥号にのみ準備されたイラスト・トレインマーク。渡り鳥として実際に飛んでいる様子が列車の役割にピッタリのデザインだ。

◆特急スーパー白鳥号の789系とHM

789系はスーパー白鳥号専用で使用されていたものの、何らかの理由で代走が必要になった時には「特急白鳥」として走ることもあったようだ。また、特急つがるとして走ったこともあったが、いずれの場合にも789系専用デザインでのヘッドマークが用意されていて、レアもの好きの人たちにはたまらない存在だった。

青函特急白鳥号ヘッドマーク

青函特急白鳥号ヘッドマーク

2016年春、青函トンネル区間での活躍の場を失って、今後どのような使われ方をするのだろうかと思われていた「スーパー白鳥用の789系」だが、2017年3月ダイヤ改正で札幌~旭川に特急カムイと並行して設定されることになった特急ライラックに使用されるようになった。ヘッドマークはLEDタイプに切り替えられ、残念だ。

ちなみに、ライラックの789系はカムイ用1000番代とは異なり、半室グリーン車を含んでいることや、道東・道北への連絡特急を兼ねていることから愛称を別に設定することになったようだ。

◆特急白鳥号の485系3000番代とLED-HM

JR東日本所有の485系3000番代の特急白鳥号はLED表示器であり、デザインコンセプトも全く違った表示になっている。しばらく続けて見ているとLED表示器が「HAKUCHO」、「白鳥」と切り替わるように表示された。かなり冷え込む冬の朝でも、こういう“お遊び”があると少しは気がまぎれる。

485系3000番代特急白鳥HM

485系3000番代特急白鳥HM

【HM登場】2002年12月
【HM引退】2016年3月
【HM使用期間】13年4か月

◆特急スーパー白鳥号の画像

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JR北海道らしいグリーンとシルバーのこのボディーや顔つきを見ると、国鉄特急色の電車・客車が行き交った時代の賑わい方とは大きく変わったと感じさせられる青森駅だった。とはいえ、コートの襟を立てながらこのホームの先にある青函連絡船のりかえ連絡通路へと駆け足で向かっていた人の影は今や暖房の効いた温かい列車にスッと収まり、落ち着いて北の大地に向かうことができる。言ってみれば“あの頃”の人たちが願っていた光景なのだろう。しかし、その光景もこの場所からはなくなり、各地方からの特急で賑わった青森駅に現在訪れる定期特急が特急つがる号だけになってしまったのは寂しいものがある。
スーパー白鳥号LED表示器

・LED表示器もかなり精細な表示が可能になったものだ。なんと、号車番号、禁煙マーク、指定席、特急、愛称、行先と、

6種類もの情報を詰め込んで表示している。しかしごちゃごちゃし過ぎてむしろわかりづらい気がするのだがいかがなものだろうか。個人的な意見としては、JR西日本の新型車両に見られるような、愛称幕とLED表示器のバランスのとれた併設が理想的な姿の様な気がする。
スーパー白鳥785系・多客期を中心に登場する、増結用785系電車も、特急スーパー白鳥号のちょっとした面白さの一つである。

特急すずらん号や特急ホワイトアロー号で使用された時はシルバー基調のカラーリングだったので、そのころの色の印象とは大きく異なる他、幕式イラスト・トレインマークの表示窓が設置されている点が大きな違いだ。これまでは運転席窓の最下部がLED式のトレインマーク窓になっていた。

785系・789系連結部・スーパー白鳥

 

さて、785系と789系の連結部をサイドから見ると、その先頭形状が大きく異なることから非常に面白い姿を見ることができる。ここまでの不連続感はなかなか他では見られない様な気がする。スーパー白鳥号ならではの光景だった。
画像提供:♪An’s Railway memo☆様

◆485系特急白鳥号の画像

前述のとおりだが、LED表示器のトレインマークで交互に「HAKUCHO」、「白鳥」と表示されている。幕式のイラスト・トレインマークでないのは味気ないが、LED表示器ならではの良さがないわけではないので、それを活かしている良い例の一つだ。
特急白鳥号・485系hakucho9

かなり寒さが厳しい区間での活躍だが、40年近く走り続けてきた485系車両が重責を担ってきた。大きな整形をしたお顔ではあるが、それによってかなりの延命が可能になったことは言うまでもない。hakucho11hakucho10

 

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