特急白鳥号(日本海縦貫)◆ヘッドマーク事典★ | HM事典新館
【愛称別トレインデータ館】へはこちらから

特急白鳥号(日本海縦貫)◆ヘッドマーク事典★

特急白鳥号ヘッドマーク(ボンネット型)
特急白鳥号ヘッドマーク(ボンネット型)
スポンサーリンク

⇒ 特急白鳥号のデータファイルはこちら

特急白鳥号のプチ・ストーリー

◆ 大阪~青森を、通称:日本海縦貫線で結んでいた特急白鳥号。本州~北海道の長距離旅行者が青函連絡船と共に利用する列車として特急はつかり号と共に長期にわたり支持された。特急白鳥号・大阪駅

一時期は急行しらゆきの特急格上げという形で福井~青森の設定を加え、2往復走っていた。福井発着の特急白鳥

昼行の電車特急としては日本一長距離を走る超ロングラン特急として長く君臨し続けていた。1000キロを越える走行距離はまさに圧巻。特急白鳥廃止後にトップの座に就いたのは特急いなほ号の青森発着列車だったが、それは白鳥号の半分にも満たない距離だったことからよくわかる。

車両は485系で、ボンネット型はなかなか見られない時代が続いたが、1985年3月改正以降はごく普通に見られた。

特急白鳥・上沼垂色ボンネット

特急白鳥・上沼垂色ボンネット

4灯式の1500番代も運用に就いていた。運行ルートを寝台特急日本海と比較すると、同じ大阪~青森だが、日本海は新津経由(新潟駅を通らない)で、白鳥が新潟駅・白新線経由ということで完全一致のルート設定ではなかった。このルートゆえ、新潟駅では方向転換があり、煩わしさがあった。特に、通しで乗る場合には「このままでいいか」では済まされない距離があとに続くため、ほぼ確実にイスの向きを変えなければならなかった。この長距離が災いし、系統分離の波にのまれて特急雷鳥特急北越特急いなほと、3つに分断されて廃止になってしまった。その後、全く違う役割となって、本州と北海道を結ぶ連絡特急として再登場し、北海道新幹線開業直前まで走った。

※このページの画像提供:大澤達也様・Koganeturbo様

◆特急白鳥号のトレインマーク

白鳥が飛び立つシーンをデザインした美しいイラスト・トレインマーク。湖面?に写る姿と波立つ水面が綺麗に描かれているのが非常に印象的だ。文字のフォントについて言えば、白・鳥、それぞれの字の右肩の部分が丸まっているのが特徴。細かい芸ではあるが、これによって柔らかい印象になっており、同時に白鳥の絵とのバランスも良くなっている。

特急白鳥号ヘッドマーク

特急白鳥号ヘッドマーク

(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)
【HM登場】1978年10月2日
【HM引退】2001年3月2日
【HM使用期間】22年5か月

1985年3月に登場したボンネット型のイラストマークでは白鳥の大きさが小さくなってしまったが、バランス上やむを得ないだろう。

特急白鳥号ヘッドマーク(ボンネット型)

特急白鳥号ヘッドマーク(ボンネット型)

(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)
【HM登場】1985年3月14日
【HM引退】2001年3月1日
(最終日3月2日は特別マーク使用)
【HM使用期間】15年11カ月

【番外編】さよなら特急白鳥ヘッドマーク。特別に愛された列車だったことを物語るヘッドマークといえるだろう。そして今なお京都鉄道博物館にて所蔵されている。2001年3月2日に使用。

特急さよなら白鳥号ヘッドマーク(ボンネット型)

特急さよなら白鳥号ヘッドマーク

(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)

◆特急白鳥号の車両バリエーション

特急白鳥号・金沢駅4灯式の485系1500番代を最後尾に従えた編成。この当時でも希少性ゆえにやはり遭遇すると非常に嬉しかった。1982年1月1日、まだ地上駅だった頃の金沢駅にて撮影。特急雷鳥より高級な印象を受けたのは距離のせいだろうか。トレインマークのせいだろうか。

上の写真は、ゆぅトピア和倉号併結用にスカートを切り欠いた仕様のボンネット型。もっとも、併結運転していたのは特急雷鳥であって、白鳥ではない。

タイトルとURLをコピーしました