観光列車「はなあかり」号のプチストーリー
◆ 2024年の北陸新幹線・敦賀開業に伴って新たな乗り換え拠点となる敦賀駅から観光列車を走らせるべく、特急はまかぜ号で使用されてきたキハ189系を改造してジョイフルトレイン化した「はなあかり」号が2024年10月にデビューする。「各地域にあかりを灯し、地域を明るくする」という思いから、「はなあかり」と名付けられた。
注目すべきはその車両の構成。3両編成で54席という限られた席数が示す通り、この列車には普通車指定席はない。2両がグリーン車、1両はグリーン車よりもグレードの高い「スーペリアグリーン車」として運行されることになる。 このスーペリアグリーン車では2人用の個室が10室設けられ、ゆったりと過ごせる空間となっている。JR東日本でいうところのプレミアムグリーン車と同様のグレードかと思うところだが、部屋の作り上げ方には方向性の違いも感じられるため、全く新しい名称でグレード設定して正解だと感じる。(そもそも他社の名称は使えないのかもしれないが。)
運転区間については完全固定ではなく、当初は10月から12月に敦賀~城崎温泉のルートからスタートする計画だ。
観光列車「はなあかり」号のロゴマーク
キハ189系車両の先頭にはWEST EXPRESS銀河と相通じる「縦長楕円形」のヘッドマークが付くようだが、その細かなデザインが読み取れないため、発表されているロゴマークデザインをここではご紹介したい。
愛称は「和」のテイストを前面に押し出し、毛筆書体風に描かれている。落ち着きのあるボディーカラーに温かみと気品のある文字色が使われている。