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急行阿波号のプチ・ストーリー
◆急行阿波号。四国東部の高徳線、高松~徳島を結ぶ急行時代の後、区間延長して高松~牟岐を結ぶ列車に変更されて1990年まで運転していた。ディーゼル急行王国と呼ばれた四国において、東部を代表する列車だった。
ほとんどの列車が高松を中心に設定されていたので「讃岐(さぬき)」という列車は四国内にはなかったが、土佐、いよ、そしてこの阿波は名実ともに四国を代表する列車だっただろう。そして、急行阿波号によって育ったこの区間の優等列車は現在特急うずしお号として完成形に至っている。
※画像提供:谷澤良二様(無断使用禁止)
※補足:急行さぬき号は寝台急行瀬戸号の前身となる列車として1968年10月1日までのちょうど4年間、本州内でのみ走っていた。
◆急行阿波号のトレインマーク
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高徳線方面の路線カラーは緑ということで、急行阿波号のトレインマークにはその路線カラーを示す「緑の半円」があしらわれていた。したがって、急行むろと号も同様に「緑の半円」となっていた。
そして、その前の時代には、プレーンな白背景に「急行」と「阿波」の文字だけが記入されたタイプの円形トレインマークが取り付けられていた。いずれにしてもキハ58顔の車両があふれていた高松駅で、連絡船からの乗り換え客が慌てて行き先を間違えないためにかなり古くからヘッドマークが取り付けられていたことを見て取ることができる。
皆様へのお願い~もっと事典を充実させるために~
この列車のヘッドマーク・ロゴマーク類のデザインに関するさらなる情報を調査しています。
また、将来的には 急行阿波号のトレイン・サボなども存在が確認出来たらご紹介する計画なので気長にお待ちいただければ幸いです。
なお、トレースを精密に行うには当然のことながら精細な画像が必要になります。このサイトは皆さんに無償で使っていただけるトレインマーク事典ですのでご協力いただけるなら皆さんの益になると確信しております。情報をご提供いただける方を募集しています。