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新幹線つばめ号・特急つばめ号(九州)◆ロゴマーク事典

た行
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新幹線つばめ号と特急つばめ号のプチ・ストーリー

(国鉄時代・特急つばめ号(東海道)は別ページ)

◆新幹線つばめ号

2004年3月13日の九州新幹線・部分開業の際に営業を開始したが、そのころは同路線唯一の愛称だった。2011年春からは、九州新幹線も全線開業し、みずほ号、さくら号との3本立てとなり、その中の各駅停車型(いわゆる“こだま号タイプ”)として設定されている。
しかし、この愛称は国鉄の歴史において最上級の“格”に位置すると考える人も多いようで、九州新幹線の新愛称決定の際に、格が真逆になってしまったと物議をかもしたりもした。考えてみると、九州新幹線の愛称は3種とも「寝台特急さくら号」「寝台特急みずほ号」「特急つばめ号」と、過去に存在した在来線特急から採られたものだ。

◆特急つばめ号

 1992年、787系電車が完成したことを受けて、特急有明号の西鹿児島発着の列車を系統分離、新愛称採用ということで、新・特急つばめ号が誕生した。前述のとおり、東海道本線を代表する特急列車として蒸気機関車の時代からEF58電気機関車の時代、電車特急の時代まで主役だった愛称で、山陽新幹線開業後しばらくその名前は幻のものとなっていたが、九州の電車特急として復活した。

2004年の新幹線部分開業後はリレーつばめ号として博多~新八代をつなぐ役割を担った。現在では、つばめ号関係の運用から離れた787系ではあるが、引き続きつばめ型車両と呼ばれるほど「つばめ号」として定着した感がある。

◆新幹線つばめ号のトレインマーク


九州新幹線つばめ号ロゴマーク

(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)
【ロゴマーク登場】2004年3月13日
【ロゴマーク引退】2011年3月前半ごろ消滅
(形式ロゴとアラ九マークに変更)
【ロゴマーク使用期間】約7年

当初は両端の車両の運転台下付近に破線で円形に囲んだロゴマークが描かれていた。その昔、東海道本線を駆け抜けていた特急つばめ号のヘッドマークのイメージに近いが、「つばめ」の文字は当時のJR九州社長石原進氏が書いたもの。

全車両側面の号車表示部分にも同じ形の文字で「つばめ」と書かれていたが、鹿児島ルート全線開業後に山陽九州直通新幹線開業に合わせて800系は「さくら」の一部でも使用するようになったため、列車名を消去することになった。

 

それで、2011年1月から3月にかけて、先頭車の運転側の800系のイメージとするロゴマークと「AROUND THE KYUSHU」のステッカーを貼るようになり、800系単独のものとしては「800」の文字をデザインしたロゴマークになった。

車体全体の赤のラインはつばめの飛行曲線を少し意識してか、くるりと輪を書いたり波打っていたり、遊び心が見られる。

◆特急つばめ号のトレインマーク

特急つばめ号の愛称が復活というニュースを聞いた時にはたいへん驚きもしたが、JR九州にとっては最も重要視していた路線の列車であり、先鋭的なデザインの新形車両を投入するにあたり、気合十分で臨んだ結果なのかもしれない。この愛称を採用するに当たり、JR各社に承諾を取ったということも知られている。

特急つばめ号エンブレム

(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)
【ロゴマーク登場】1992年7月15日?
【ロゴマーク引退】2002年7月14日
【ロゴマーク使用期間】
※ 繰り返し微調整が行われているとの情報もあり、日時については正確でないかもしれない。

特急リレーつばめ号エンブレム

(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)
【ロゴマーク登場】2002年7月15日
【ロゴマーク引退】2011年3月12日
【ロゴマーク使用期間】8年8か月

九州新幹線の新八代以南部分開業後、つなぎ役に徹して走り続けていたリレーつばめ号。800系新幹線つばめ号と一つのホームに並ぶ姿はなかなかの見ものだった。

この「リレーつばめ」という愛称は、「近い将来間違いなく消滅する」と定められた愛称ではあったが、その間に果たした重要な役割は計り知れないものがある。

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