のと里山里海号のプチ・ストーリー
◆ のと里山里海号は、のと鉄道が運行する観光列車で、JR西日本・七尾線の七尾駅と自社線の穴水駅を結んで運行されている。車両はNT300形で2両存在している。いずれも既存車両の改造ではなく新製車両としてこの状態で登場しており、のと鉄道の意気込みを感じられる。301号車が里山、302号車が里海と名付けられている。
おもに週日に運転される「カジュアルコース」と、土曜・休日を中心に運転する予約制の「ゆったりコース」という2種類があり、スケジュールと予算にあわせて選択することができる。
⇒ カジュアルコース乗車記はこちらから
カジュアルコースは予約不要・自由席ということで利用しやすい反面、お客さんが殺到したら乗れないかという心配が少しある。料金は、運賃を通常通りに券売機で購入し、乗車した後で乗車整理券(300円)をアテンダントさんにお支払することになるので好きな席に座って待てばOK。ちなみに、小学生や未就学児も座席を使用するため乗車整理券の料金が必要。
のと里山里海号のヘッドマーク
のと里山里海号には前後ともこちらのヘッドマークが取り付けられている。愛称の「号」の文字の上に描かれている紅色の花は「のとキリシマツツジ」の花。花の見ごろは4月下旬~5月中旬だが、本当の咲き誇る姿を楽しめるのは一週間から10日ほどと短いようだ。その期間には葉っぱが見えなくなるほど密集して咲くということで能登の風物詩の一つと言える。
そして、能登の里海つまり七尾湾の様子を抽象的に描いている。列車は一部座席が七尾湾の景色を意識した配置になっている通り、マリンビューを大きな売りにしており、ヘッドマークデザインにもそれが反映されていると言える。
皆様へのお願い~もっと事典を充実させるために~
この列車のヘッドマーク・ロゴマーク類のデザインに関するさらなる情報を調査しています。
また、将来的には 快速海峡号のトレイン・サボなども存在が確認出来たらご紹介する計画なので気長にお待ちいただければ幸いです。
なお、トレースを精密に行うには当然のことながら精細な画像が必要になります。このサイトは皆さんに無償で使っていただけるトレインマーク事典ですのでご協力いただけるなら皆さんの益になると確信しております。情報をご提供いただける方を募集しています。