おれんじ食堂のプチ・ストーリー
◆ 新八代~出水・川内を結ぶ供食タイプの観光列車。旧・鹿児島本線の第三セクター「肥薩おれんじ鉄道」のイメージリーダーとなっている。デザインは水戸岡鋭治氏によるものだ。運転席の横には子ども展望席も用意されているあたりに水戸岡氏らしさが感じられる。車窓から東シナ海や不知火海の海岸線を眺めつつ食事を楽しめる、いわば「D&S列車・番外編」のように思える。
映画『かぞくいろ -RAILWAYS わたしたちの出発-』にも登場し、その素晴らしい風景とのコラボレーションを見ることができた。ストーリーにおいては有村架純扮する晶が運転士見習いとして未熟なところが現れたシーンであった。
おれんじ食堂の車両
1号車は「ダイニング・カー」となっている。海側にはカウンター席があり、テーブル席では家族や友人と談笑しながら食事を楽しめる。
2号車は「リビング・カー」で20席ある。テーブル席10席、ソファ席10席で、ソファは窓を背にする配置で海を眺めるように向いている。
おれんじ食堂のトレインマーク
おれんじ食堂のマークはプレートのようなヘッドマークではなく、貫通扉部分に直接描かれたデザインとなっている。
昔ながらの食堂車を思わせるナイフとフォークを重ね合わせたデザインにノスタルジーを感じながらも、円を描くように「Orange Restaurant」の文字を繰り返している点や三ツ星には少し高級感や新しさも感じられる。
なお、ボディーサイドには、同じコンセプトながら少々異なるマークが貼られている。
皆様へのお願い~もっと事典を充実させるために~
この列車のヘッドマーク・ロゴマーク類のデザインに関するさらなる情報を調査しています。
また、将来的には おれんじ食堂号のトレイン・サボなども存在が確認出来たらご紹介する計画なので気長にお待ちいただければ幸いです。
なお、トレースを精密に行うには当然のことながら精細な画像が必要になります。このサイトは皆さんに無償で使っていただけるトレインマーク事典ですのでご協力いただけるなら皆さんの益になると確信しております。情報をご提供いただける方を募集しています。