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新幹線のぞみ号◆ロゴマーク事典

な行
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⇒ 新幹線のぞみ号のデータファイル

新幹線のぞみ号のプチ・ストーリー

◆ 東京~博多の東海道山陽新幹線の最上級列車。2015年3月14日改正において285km/hに向上させ現在はN700Sを継続投入中で主役になる日も遠くないだろう。

1992年からひかり号のさらに上に設定され、当初は300系を新規投入して運転され始めた新幹線のぞみ号だが、設定当初は主要都市の多くを通過し、JR東海の本社がある名古屋さえも通過するノンストップ特急として話題になった。山陽新幹線区間では300km/hに達したのに対し、東海道新幹線内での最高速度は270km/hで据え置きとなってきたが、車両の高性能化に伴って、停車駅が増えながらも時間短縮が図られてきた。

現在の主力形式はN700A。2011年から新たに設定された山陽九州直通新幹線のみずほ号と同じクラス設定となっている。

◆新幹線のぞみ号のトレインマーク

N700Sデビュー! ~2020年7月1日・東京駅1・2番列車から~

N700S新幹線のロゴマーク

(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)
【ロゴマーク登場】2020年7月1日

2020年・夏に開催される予定だった東京オリンピックにあわせたデビューの計画がそのまま実施されるということで、その日付は7月1日。どの列車に充当されるかは事前公表されなかったが、のぞみ1号・のぞみ3号が東京駅14・15番ホームに並ぶ驚きのスタートとなった。
帯の部分こそこれまでの伝統そのままの姿になるのだがロゴマークはカラーイメージはがらりと変わり、ブルー系からゴールド系になる。斜めに大きくデザインされた「S」の文字はN700S車両のシルエットを意識した形状だという。

ロゴは奇数号車に貼られているようなので、間近で見たいなら前もって奇数号車をチェックしておくと良い。ちなみに、帯は従来通りと書いたが実際には両先端だけちょっとした小細工を見ることができる。

N700ファミリー

在来線と同様、新幹線のボディーサインも影文字やグラデーションなどを多用した、色々と凝ったデザインのものが増えてきた。その成果なのか、鉄道にさほど関心がない一般の方々でさえ「N700系」とか「0系」など、形式名で呼ぶ姿を見ることが多くなった。かたくななまでにカラーバリエーションを増やさないJR東海の、ロゴマークにだけ見せる遊び心に「萌え」要素が詰まっているということなのだろうか。

N700系のロゴマーク

(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)

N700系をさらに改良して作られたN700A系。ロゴマークもN700系のものをベースにしているが、「A」の文字を大きく際立たせていて、だれの目にもはっきりと区別できるようにしてある。N700系のロゴマークもそうだったが、グラデーションがとても美しく、バランスの良い輝きが感じられて、長く色あせにくいデザインだと思う。

N700Aのロゴマーク

(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)

この車両は最高速度速度向上によるスピードアップではなく、走行状況ごとのベストパフォーマンスを発揮するという意味でのスピードアップを実現した車両とのことだ。つまり、最高速度はこれまで通りなのに「遅れを取り戻す能力」は飛躍的に向上した車両なのだ。

700系

700系のロゴマーク

(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)

すっかり「風前の灯」になってしまった700系。このシンプルなロゴマークはJR西日本所属のもの。B編成と呼ばれる16両編成のものに見られるタイプだ。2021春時点で残り1編成(B4)だけが現役だと言われている。JR東海所属のC編成が引退となる2020年春のダイヤ改正後も山陽新幹線区間にて波動輸送の最後の活躍を見せてくれる。

もうひとつの700系ロゴマーク。こちらのマークはJR東海のものと思われがちだが、JR東海・JR西日本共通で使用されていたものだ。B編成は上のシンプルなタイプと両方を使用していた。

「700」の文字とかぶるように電車の編成が描かれているのだが、このマークから始まってN700Aまでこのコンセプトが継続されて見る人たちの目を楽しませてくれた。それまでの300系にはまったくマークらしきものすらなかったことを考えるとかなりチャレンジしたと言えるのではないだろうか。

2020年3月8日がラストランとなる予定だったが、コロナウィルス流行の影響でラストランイベントを取りやめることになり、3月1日が最後の運行となった。その決定が最終運行日翌日の3月2日であり、ひっそりと静かに去っていったことになる。

300系

300系ラストラン・ロゴマーク

(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)

300系は「のぞみ」という新たな愛称のイメージリーダーとなり、時代を作り上げたという点で非常に大きな功績を遺した車両だ。同時に、食堂車が最初から設計されなかった点でも新幹線の新しい時代を象徴する車両だったと言えそうだ。

その300系も、2012年に引退し、その直前にはブライトブルーの帯に装飾がなされた。同様の例は2020年3月改正で引退する700系C編成にも見ることができる。

500系

500系は国内で初めて時速300キロでの営業運転を開始した特別な車両だが、円形に近い断面構造は窓際席の居住性におけるデメリットも多く、のぞみ号としては短命に終わってしまった。

JR西日本・500系新幹線ロゴ

JR西日本・500系新幹線ロゴ

現在はこだま号として細々と活躍している。現在は以前の16両を8両に短編成化し、山陽新幹線区間内だけで走っている。カンセンジャーラッピングやプラレールカーといった企画でも人気を集めた。

◆新幹線のぞみ号の画像集

新幹線のぞみ号1 新幹線のぞみ号4
現在のぞみ号として活躍しているのはほぼN700S・N700A。700系までがあっという間に過去の列車になるとは思いもしなかったが、数年のうちに大半がN700Sが主力になるとみられている。

初代のぞみ号車両だった300系も2012年3月16日のラストランをもって東海道・山陽新幹線から完全に引退しすべて廃車になった。500系は見た目のデザイン性においてこれ以上のものはないとある人たちが言うように、カッコイイという意味では最高の新幹線だったかもしれない。その人気ぶりは、500系を模したキャラクター「カンセンジャー」の登場に見ることができる。一方、円形の車両断面は窓側の席の居住性を著しく損なったため、利用客からは不評だった。

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