仙台シティラビット号のプチ・ストーリー
◆ 福島~仙台を結ぶ快速列車として2000年に命名された。デビュー当初は急行型の455・457系などで走っていたようだが、719系、701系、E721系を使用してきた。ちなみに、719系は観光快速フルーティアふくしま号のベースになった車両である。
2002年12月ダイヤ改正以降は定期列車の運転本数を3往復で維持している。以前は、臨時列車が多く設定された時期もあったが、近年は見られなくなっていた。
2021年3月13日ダイヤ改正で廃止。
仙台シティラビット号のトレインマーク
719系が運用に就くときにはその貫通扉の部分に、金属プレート式のヘッドマークが装着されることで知られ、一部のファンからは人気の列車だったが、2016年3月26日ダイヤ改正においてそのヘッドマークが廃止された。
455・457系時代から717系を経て受け継がれてきたヘッドマークだという感傷は日常の利用者にはそれほどないのかもしれない。実際、701系やE721系の際にはヘッドマークがつかないばかりか、サイドのLED表示においても列車愛称は表示されていない。快速南三陸や快速はまゆりなど、キハ110系を使用するLED表示の快速列車では愛称も表示されている(た)ので、ぜひ同じように「ラビット」だけでも表示するようにしてもらいたかった。
仙台シティラビット号・ヘッドマーク交換の様子
仙台シティラビット号が仙台駅に到着するや否や、J-TECの青いウィンドブレーカーを着た作業員さんが貫通扉を内側から開き、HMの回収にあたる。手に持っている赤いヘッドマークが車内で反射しているのが見える。
列車入線時にはすでに行先表示が折り返しで「白石」になっており、早々に次の列車の準備が進んでいく印象だ。
貫通扉の内側では引き続きJ-TECの作業員さんが作業の確認をしている模様。
列車の内側から見てみると、そこには取り外されて床に置かれたHMが! 当然のことだが、ブルートレインのような厚みのあるものではなく、鉄板一枚に近い形状のヘッドマークだ。
すべての作業が完了するとヘッドマークは運び去られていった。作業員さんの歩幅が心なしか大きく、てきぱきとした印象が強く残った。
皆様へのお願い~もっと事典を充実させるために~
この列車のヘッドマーク・ロゴマーク類のデザインに関するさらなる情報を調査しています。
また、将来的には 仙台シティラビット号のトレイン・サボなども存在が確認出来たらご紹介する計画なので気長にお待ちいただければ幸いです。
なお、トレースを精密に行うには当然のことながら精細な画像が必要になります。このサイトは皆さんに無償で使っていただけるトレインマーク事典ですのでご協力いただけるなら皆さんの益になると確信しております。情報をご提供いただける方を募集しています。