エキスポドリーム号のプチストーリー
◆1985年のつくば科学万博の際に列車ホテルとして設定されたエキスポドリーム号。青森運転区の583系12両編成を使用したものと、20系客車(客車9両+電源車)の2種類で構成された。時刻表で確認すると「寝台特急(または急行)扱い」ではないが「寝台列車」との記載があった。ちなみに、夜間は駅ではなく留置線の停泊だったため、外に出ることはできなかった。つくば周辺の宿泊施設が不足していたため活用されたものだが、現代であればクレームが来そうな運用だ。
とはいえ、3000円という宿泊料金を考えるとそれはそれで魅力ある節約方法だっただろう。なお、上中下、どの寝台を選んでも同一料金だったようだ。
エキスポドリーム号のヘッドマーク
583系は横長のレイアウトで表示されるがその形を生かして非常に伸びやかなデザインとなった。万博キャラクターのコスモ星丸君がワンポイントで描かれた。