急行外房・急行そと房号◆ヘッドマーク事典 | HM事典新館
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急行外房・急行そと房号◆ヘッドマーク事典

急行外房ヘッドマーク さ行
急行外房ヘッドマーク
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急行外房号のプチ・ストーリー

◆ 新宿・両国~安房鴨川を結んでいた急行外房号。千葉県の房総半島の外海を走るということで文字通り外房線の急行の愛称ピッタリだった。

165系電車を使用して運転していたが、房総急行はいずれもいち早く総特急化が進んだエリアのひとつで、1982年11月15日改正において特急わかしお号に吸収されて姿を消した。

さて、この列車の愛称には面白い事実がある。「読み方」と「表記」の両方で時代に伴う変化があったのである。まず「表記」だが、準急として設定された1962年時点でも、急行格上げとなった1966年3月5日時点でも共に「外房」と表記されていた。とはいえ当初の「読み方」は「がいぼう」で、急行格上げ直前の1965年10月から同じ漢字表記のままで「そとぼう」と発音するようになった

しかし、表記が変わらず読み方だけ変わったのでは当然ながら混乱が生じる。同じ列車を今まで通り「がいぼう」と呼んだ人は当然いただろうし、新しい読み方認識している人は誇らしげに「今は“そとぼう”って読むんだぜ」と言っていたかもしれない。そんな状況を察してか、1968年7月からは「半分ひらがな表記」で急行そと房と表記して混乱を解消した。この表記は1972年7月15日まで続き、この改正でいったん愛称が消滅することに。

その後1975年3月10日改正で復活。ようやく元の漢字表記での「急行外房(そとぼう)」に落ち着いたようだ。

◆急行外房号のトレインマーク

千葉・茨城方面の房総各線ではこの独特の6角形状のトレインマークが使用され、その路線別に色分けされていた。このシンプルなデザインのほかに、サザエのような貝殻が端の方に添えられたデザインのトレインマークがあったようだ。

急行外房ヘッドマーク

急行外房ヘッドマーク

(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)

同タイプのヘッドマークを装着していた急行としては、急行内房急行鹿島急行犬吠急行水郷などがあった。

皆様へのお願い~もっと事典を充実させるために~

この列車のヘッドマーク・ロゴマーク類のデザインに関するさらなる情報を調査しています。

また、将来的には 急行外房号のトレイン・サボなども存在が確認出来たらご紹介する計画なので気長にお待ちいただければ幸いです。

なお、トレースを精密に行うには当然のことながら精細な画像が必要になります。このサイトは皆さんに無償で使っていただけるトレインマーク事典ですのでご協力いただけるなら皆さんの益になると確信しております。情報をご提供いただける方を募集しています。

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