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特急まりも号のプチ・ストーリー
◆札幌~釧路を結ぶ夜行の特急列車として2008年まで運転されていた。
キハ183系を中心とした編成に14系寝台車を組み入れた混結編成にて道東方面への旅行者、とりわけ「時間を有効活用したい人たち」に支持されてきた夜行列車だ。
その前身となるのが1993年3月から2001年7月まで運転された「特急おおぞら13・14号」ということになるが、その前には急行まりも号が活躍した時代があり、特急まりも号が廃止となった時までは同区間の夜行列車の歴史が、途絶えることなく続いていた。
※画像提供:タケチャン様
◆急行まりも号のトレインマーク
(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)
【HM登場】1988年11月~1989年ごろ?
【HM引退】1993年3月18日
(最終運転到着日。その夜から特急おおぞら)
【HM使用期間】4年くらい?
上は急行まりも号のヘッドマーク。そして下がテールマーク。阿寒富士、阿寒湖、まりも。単純明快なトレインマークで親しみやすかった。ヘッドマークはおそらく1988年後半から4年間使用。機関車の丸型ヘッドマークとは違ってテールマークは早くから採用されていた。
(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)
【テールマーク登場】1982年11月15日
【テールマーク引退】1993年3月18日
(最終運転到着日。その夜から特急おおぞら)
【テールマーク使用期間】10年4カ月
1993年に14系車両による編成から183系気動車中心の編成に変更になった時、このヘッドマークは姿を消した。それは「まりも」の名称から「おおぞら13・14号」に変更された時でもある。
14系客車時代のボディーサイドにはまりも号固有のサインが掲げられていた。
◆特急まりも号のトレインマーク
しかし後に2001年の改正で特急として「まりも」の名称が復活した時にはキハ183系の自動幕による四角いトレインマーク(marimo文字入り)となった。デザインコンセプトは変更なかったが、配色がより一層美しくなって魅力が増した。
(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)
【HM登場】2001年7月1日
【HM引退】2008年9月1日
(最終運転到着日)
【HM使用期間】7年2カ月
◆急行まりも号の画像
1981年に石勝線の開業と同時に誕生した夜行急行列車。その当時は昼行列車と2往復体制だった。1982年に14系座席車を使用するようになる。
撮影したのは1988年8月の札幌駅。まだまだヘッドマーク採用前の時代。それでもブルーの車体とDD51の組み合わせはやはり威厳がある感じがして力強さを感じる。古きよき時代の、特急にも負けない堂々とした姿である。
この当時は北海道内を走る夜行急行が多く走っており、14系特急用車両を使用していることもあり、非常に豪華に見えた。
14系客車だったが500番代という北海道仕様の車両。外観上の違いは折り戸でなく引き戸だということが一番大きい。 ちなみに、札幌駅もこの後高架の新しい駅となったため、この時の様子を再現することはもうできない。
青い機関車に牽かれているのは、ご存じ「寝台特急北斗星」号が誕生して以降のこと。特に、ヘッドマークが装着されたのはそれからしばらく経ってから。そして、この画像そのものは復活運転が行なわれた時のもの。
*** 画像提供:急行つとむ2号様
1980年代前半の急行まりも号には昼行列車が存在した。帯広発着の1往復、また臨時列車の急行まりも号もキハ56・27を中心とした気動車による運用だった。
*** 画像提供:タケちゃん様(このページの画像の大多数)