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快速みえ号のプチ・ストーリー
◆名古屋~鳥羽を結んで運転されている現役の快速列車。国鉄時代から、並走する近鉄特急の独壇場となってきた名古屋~三重県北中部の中距離列車での競争力を盛り返すために1990年に設定された。
設定当初はキハ58・キハ65といった、国鉄時代の急行車両を使いまわす状況だったため、大きなインパクトを与えたとはとても言い難かったが、1993年8月にキハ75系が投入されると、名古屋~松阪の所用時間が最速1時間01分という高速化が実現し、近鉄側もおちおちしていられなくなるほどの存在と化した。
ただ、実際に乗ってみて感じるのは「名古屋~河原田」の電化区間では亀山方面への列車との兼ね合いなのか、極端にスローな印象だ。このあたりの区間でもっとスムーズに駆け抜けることができればこの車両のポテンシャルをさらに活かすことができるのでもったいないと思う。
◆快速みえ号のヘッドマーク(キハ58・65時代)
1990年に登場したての時は急行のりくら号のお下がり車両、キハ58系を使用し、近鉄特急に挑戦状をたたきつけるにはちょっと力不足だったが、それでも料金不要の快速列車に特製ヘッドマークを用意したあたりに、それまでとは違うJR東海の意気込みが感じられた。加えて、リクライニングシートを導入するなどのグレードアップも行われた。
JR東海カラーとなった気動車の先頭にブルーのトレインマークはなかなか強いコントラストとなり、遠くからでもその存在感は十分だった。ヘッドマーク・デザインの意味するところは正確には分からないが、鳥羽・池ノ浦あたりの海を連想させるのに十分なデザインといえるだろう。
※画像提供:つつみだつちお様(無断転載厳禁)
◆快速みえ号のトレインマーク(キハ75系)
1993年に投入されたキハ75系においては、正面に向かって左側の窓上に愛称幕式で表示されるようになった。
車両のボディーそのものがコーポレートカラーのオレンジ帯なので、愛称幕までオレンジでは少々インパクトがかけるようにも思うが、車両そのもののインパクトで勝負した、とでも考えるべきなのだろうか。
皆様へのお願い~もっと事典を充実させるために~
この列車のヘッドマーク・ロゴマーク類のデザインに関するさらなる情報を調査しています。
また、将来的には 快速みえ号のトレイン・サボなども存在が確認出来たらご紹介する計画なので気長にお待ちいただければ幸いです。
なお、トレースを精密に行うには当然のことながら精細な画像が必要になります。このサイトは皆さんに無償で使っていただけるトレインマーク事典ですのでご協力いただけるなら皆さんの益になると確信しております。情報をご提供いただける方を募集しています。