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【宮崎・鹿児島】さわやかライナーのプチ・ストーリー
◆4つの異なる区間のライナー列車
● 1990年3月から、日豊本線の【1】国分⇒西鹿児島(現・鹿児島中央)、【2】西都城⇒宮崎を結ぶ早朝通勤需要のライナー列車として登場した列車が「さわやかライナー」号。【1】については逆区間:西鹿児島⇒国分で「ホームライナー」号が設定され、対になる列車だった。また、さらに2年後の1992年7月15日改正から設定されたのが【3】川内⇒鹿児島の「さわやかライナー」号と、ほぼ逆区間:西鹿児島⇒川内の「ホームライナー」号、さらに【4】延岡⇒南宮崎の「さわやかライナー」号と、逆区間:南宮崎⇒延岡の「ホームライナー」号である。(※以後、番号と略号で表記。)
485系時代のヘッドマーク
◆さわやかライナー号のマーク
・485系きりしま号編成を使用していたので、その表示窓に出ていたのがこのマーク。RED TRAINカラーの車両にあざやかなブルーで、きつい印象を受けそうだが、白を多用することによって引き締まった感じがする。
・早朝の通勤客をおもな対象にしていると思われるため、乗車整理券を購入して乗る着席列車だ。わずかな追加料金で特急型車両に乗れるとあって人気があったようだが、やがて実際に特急になってしまった。
◆ホームライナー号のマーク
この地区のホームライナーのヘッドマークは引き締まった雰囲気のもので、このイラストがサイドの方向幕の左寄りに含められている。(さわやかライナーも同様)。仕事からの帰宅客をメインターゲットにした列車としてのイメージ作りにも一役買ったことだろう。
「運賃とライナー料金だけで特急車両に乗れて確実に座れる」というのは利用者にとってはとてもありがたい存在だが、鉄道会社にとっては利益率の低い列車であるというのが当然で、競争相手が大都市圏ほど熾烈でない地域にあって「特急格上げによる消滅」は自然の流れだったのだろう。
皆様へのお願い~もっと事典を充実させるために~
この列車のヘッドマーク・ロゴマーク類のデザインに関するさらなる情報を調査しています。
また、将来的には さわやかライナー号/ホームライナー号のトレイン・サボなども存在が確認出来たらご紹介する計画なので気長にお待ちいただければ幸いです。
なお、トレースを精密に行うには当然のことながら精細な画像が必要になります。このサイトは皆さんに無償で使っていただけるトレインマーク事典ですのでご協力いただけるなら皆さんの益になると確信しております。情報をご提供いただける方を募集しています。