特急北アルプス号◆ヘッドマーク事典 | HM事典新館
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特急北アルプス号◆ヘッドマーク事典

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特急北アルプス号のプチ・ストーリー

◆ 国鉄風の顔をした名鉄8000系気動車で、新名古屋~高山を結ぶ特急列車として2001年秋まで運転された特急北アルプス号。そもそも北アルプス号の存在意義は、名鉄線犬山経由で鵜沼に抜けることによる短絡化(時間短縮)だった。

確かに、名古屋から高山本線へのルートは国鉄(JR)の岐阜経由で各務原を通るよりも、名鉄線経由の方が距離が短いため、そこを特急ひだ号とは別の列車として走るよう設定されたのが北アルプス号だ。

高山本線を走るための専用車両、名鉄キハ8000系という、ディーゼル特急車両が使用されて長らく運転されたが、老朽化のため1991年からは後継車種となるキハ8500系が運用に就いた。残念ながら、その10年後の2001年に廃止され、名鉄からの高山本線乗り入れの歴史が幕を閉じた。それはおそらくワイドビューひだ号のキハ85系が走るようになってからというもの、岐阜経由でも時間短縮が進み、短絡ルートの需要が減少したからだと思われる。


画像は会津鉄道移籍後。歩王様提供

キハ8500系は車齢が若かったため会津鉄道に移籍し、会津マウントエクスプレスとして活躍していたが、特急車両として設計された同車が、停車駅の多い使われ方をしたため傷み方が予想をはるかに上回ったと言われ、引退することになった。(画像提供:teru-t2様。無断使用厳禁)

◆特急北アルプス号のトレインマーク

このヘッドマークは名鉄キハ8000系に取り付けられていたタイプのヘッドマークで、その名の通りの北アルプスの山々をデザインしたイラスト・トレインマークになっている。何と、1978年10月一斉採用のマークのあと北海道の特急おおぞら号に続いて2番目に登場したのがこのマークであり、大変歴史が古いイラストヘッドマークのひとつである。

(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)
【HM登場】1980年7月15日
【HM引退】1991年3月15日
【HM使用期間】10年8か月

キハ8000系は国鉄のキハ82系に準じた(ちょっとカッコ悪くした?)形をしていて、まさか私鉄の所属車両とは思わなかったという人が多かったようだ。ちなみに、この車両を使用していた頃は富山まで運転されていたようだ。

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