特急エルム(道内特急)◆ヘッドマーク事典 | HM事典新館
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特急エルム(道内特急)◆ヘッドマーク事典

い~お
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特急エルム号のプチ・ストーリー

◆ 特急エルム号は函館~札幌を室蘭本線経由で結んでいた気動車特急。存在期間は短く、1969年10月1日~1971年7月1日の1年9か月に過ぎない。というのも、運転区間を見ると現在の特急スーパー北斗とほぼ同じであることに気付かれるだろう。設定当時は特急北斗が函館~札幌・旭川を結んでいたのを、旭川発着=北斗、札幌発着=エルムと分離した後、再び統合することになったためあっけなく愛称が消えたため。

愛称そのものの歴史はもっと古く、1950年10月1日に札幌~室蘭の準急として設定された列車に1951年4月に命名されたもの。カタカナの列車愛称はこの準急エルム号が第一号だったようだ。

後に青函トンネル開通後、寝台特急北斗星の供給不足を補うためにB寝台モノクラス編成の臨時列車として寝台特急エルムが設定され、愛称は復活した。

特急エルム号のトレインマーク

特急エルム号ヘッドマーク1971年に廃止となった列車ということで、寝台特急以外にはなかなかデザインヘッドマークが見られなかった時代で歴史を終えている。カナで書かれた文字と英字で書かれた文字の文字数が同じであるという点も非常に珍しい。

フォントは丸ゴシック調だが、北海道の気動車特急の多くが毛筆体や明朝体のような文字が多かった中で珍しい存在だった。

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