特急おき号・スーパーおき号◆ヘッドマーク事典 | HM事典新館
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特急おき号・スーパーおき号◆ヘッドマーク事典

い~お
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特急おき号のプチ・ストーリー

◆新山口~米子・鳥取を結んで、現在ではスーパーおき号としてスーパーまつかぜ号と共通運用されている特急おき号。

比較的新しい形式で振り子式車両のキハ187系を使用して山陰本線西部を代表する特急の1つとして変わらない地位を保っており、2005年3月の改正で特急いそかぜ号が廃止された後は唯一山口県にまで到達する山陰特急となった。特急おき号・ファニーなヘッドマーク

もっとも、山陰本線西部と言っても海に近い路線から、益田以西で山口線に入ると一転して内陸部の横断区間であり、山間の観光地である津和野やりんご園がある徳佐などを通る。2013年7月28日の台風による災害で不通となっていたが、同年11月16日から津和野発着で部分再開、2014年8月23日の始発列車からSLやまぐち号を含む同路線のすべての列車とともに、運転を再開した。

*** 画像提供:kogane-turbo様

◆特急おき号のトレインマーク

列車は長い間、国鉄型のキハ181系を使用し、このデザインのトレインマークが掲げられていた。ライトブルーを基調としたデザインは爽やかな海の雰囲気が強く押し出されている。

列車名の通り、日本海に浮かぶ隠岐の島(群島)の名称を使用したもので、トレインマークのデザインもそれらを現しているはずだが、こんなにこんもりした姿の島々ではない。実際の隠岐諸島は島後(どうご)と呼ばれる大きい島と、島前(どうぜん)と呼ばれる群島(おもに3島)から構成されている。本土からは60㎞ほど離れているが、よく晴れた日にはその姿も見える。

そのマークとは別で、観光キャンペーンで使用されたらしきヘッドマークがあった。「OKI RAKU RESORT」という文字が入っており、タイアップしたものだということが見て取れる。

どれほどの期間使用されたのかは定かでないが、1999年ごろから記録が確認できる。また、このロゴマークは隠岐観光パンフレットなどで2004年にも使用されていた。

 

スーパーおき号に使用されるキハ187系気動車のうち、0番代には島根県の花・牡丹(ぼたん)が描かれ、10番代の側面には鳥取県の花である梨の花と葉、そして果実が描かれている。

鳥取県の梨と言えば、最も代表的な二十世紀なのだろうか。ここで描かれている梨の品種までは正確に知らないが、いずれにしてもデフォルメに走らずしっかりと描きこまれたデザインはとても気品高いものに仕上がっていて、ともすれば無骨な印象を受けてしまうキハ187系の印象を大いに和らげ、魅力的なものにしてくれている。

◆特急おき号の画像集

キハ181系時代の日中と夜の特急おき号の姿。
特急おき号 oki2

 

現在使用しているキハ187系は短編成を想定して設計された振り子車両。2両で走る姿は「これって特急?」と思ってしまうほど寂しさを感じるが、それでも山陰本線の特急高速化という点ではかなり大きな役割を果たしたようだ。

キハ187スーパーおき

というわけで、高速化が実現したことに加えてもうワンランク上の魅力創出が必要なように思う。車両のデザインをもっと上質にすることから考えてほしい。少なくとも、このおちょぼ口のようなLEDマーク表示器を改善するだけでも・・・・。 ※画像提供:KOGANETURBO様

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