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特急利尻・急行利尻号◆ヘッドマーク事典

特急利尻号ヘッドマーク ら・わ行
特急利尻号ヘッドマーク
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特急利尻号(急行利尻)のプチ・ストーリー

◆特急(急行)利尻号。 札幌~稚内を結ぶ列車として長らく急行として、2000年3月からは特急に格上げされて2008年まで運転されていた。以前は特急がまったく走っていなかった宗谷本線において、寝台車を含んでいた夜行急行利尻号は最優等列車として君臨していた。

しかし、元々特急車両形式の14系から1991年に一般形式の延長にあたるキハ400・480に変更されたのは大きなグレードダウンの印象で、残念に感じた人は少なくなかったと思う。

その後キハ183系の特急へと格上げとなったが、やがて夜行列車の需要の減少から、列車そのものが臨時化、はなたび利尻号としてしばらく存続した後に廃止された。

◆特急利尻号・急行利尻号トレインマーク

丸型ヘッドマークは大きく分けて2つの時代がある。機関車の先頭に取り付けられて客車を牽いた時代と、キハ480・キハ400を使用していた時に掲げられていた時代だ。気動車の先頭に飾るにはサイズが大きい印象が強かった。JR北海道特有の、輪郭だけの英字フォントがやや手抜き感ありだが、ブルーを基調とした全体の印象はとても奇麗だった。

特急に格上げされたあとのキハ183系気動車で掲げられていたトレインマーク。利尻富士が幅いっぱいに描かれていて雄大な印象を受ける。実際、宗谷本線を北上して朝を迎えるころにこんな印象的な姿を見られる日があったようだ。

特急利尻号ヘッドマーク

特急利尻号ヘッドマーク

続く画像は14系客車急行時代のテールマーク。丸型ヘッドマークや特急時代のHMと違って山の色が薄紫系だということや、下のほうにローマ字表記でRISHIRIという文字が入らないこと、山の部分のリアルさにも、文字のフォントもよく見ると「はね」や「はらい」の形状に微妙な差異があっておもしろい。

夜行急行利尻テールマーク

夜行急行利尻テールマーク

 

◆急行利尻号の画像集

rishiri1 この1988年当時、名寄駅に停車した下り急行利尻号は結構長時間(26分間)停車した。上りの利尻号と交換するのもこの駅でのこと。撮影したのは8月15日、午前2時過ぎのことだが、結構多くの人たちが駅の改札口を出て自販機でジュースを購入したり、体操しに降りてきたりしていたのが印象的だった。

札幌での残業の帰りか何かだろうか、下車して家路に向かう人もいた。いずれにしても、のどかなのんびり汽車旅が当たり前だった、ちょっと昔の主役たちだ。 ちなみに、この編成が翌日の上り急行天北として運転され、583系顔負けの?昼夜を問わず走る列車だった。
rishiri2
北海道の夜行列車が機関車+客車でなくなったときにはショックだった。やはり夜汽車にとって「しっくりくるイメージ」は大切だと思う。
それでもその後特急格上げを経たものの、夜行列車自体がなくなっていった流れはもっと大きなショックだった。イメージを守れなくなったとしても、その存在だけでも残しておいてほしかったと、このときばかりは考えを変えたのを思い出す。

余談だが、キハ400系・480系時代、下り列車の最後尾の1両を旭川駅で切り離し、その1両が折り返して上り列車に増結していた。

 時をさかのぼり、1982年10月11日の317レ稚内行き夜行急行利尻の姿。札幌駅で発車の時を待つその列車はまだ14系化される前であり、まさに昭和そのものの香りといった感じだった。

車両色もブルートレインのような明るめのブルーではなく、ネイビー系のブルー。もちろん白い帯をまとってもいない。乗降口ドア上の照明灯がまた「何とも言えない情緒豊かな雰囲気」を醸し出している。

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