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特急スーパー雷鳥号のプチ・ストーリー
1989年3月11日に登場した特急スーパー雷鳥号は、その名の通り特急雷鳥号の最高速度を130km/hにスピードアップし、グレードアップした列車である。大阪~金沢間を2時間39分で結んだ(7両編成)。1991年9月には七尾線が電化されたことにより、気動車のゆぅトピア和倉に代わり和倉温泉まで延長され、同時に3往復増発⇒7往復となった。
拡大の流れが変わり始めたのが1995年4月。681系が投入されて一部がスーパー雷鳥(サンダーバード)というカッコつきの名称となる。485系版が4往復で681系版が8往復。そして1997年3月にはついに681系版の名称からスーパー雷鳥という部分がカットされ、特急サンダーバード となった。陰りが見えた瞬間だった。そしてその4年後の2001年3月、683系投入でサンダーバード15往復となりスーパー雷鳥は廃止された。ちなみに、パノラマ型先頭車両は特急しらさぎ号に引き継がれて余生を送った。
◆特急スーパー雷鳥号のトレインマーク
スーパー雷鳥号のトレインマークは、通常の雷鳥号の「高山の岩の上にたたずむ雷鳥」という基本デザインをベースにして斜めに末広がりのラインが数本入っている。
(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)
【HM登場】1989年3月11日
【HM引退】2001年3月3日
【HM使用期間】12年0か月
こちら、ボンネット型用のスーパー雷鳥号のマークは、レギュラーで使用されたものではない。それもそのはず、スーパー雷鳥号カラーの編成にボンネット型はなかったからだ。
(画像をクリックするとHM高画質保管室にリンク)
【HM登場】不明
【HM引退】不明
しかし、白山カラーの489系などが代走することがまれにあり、その際に取り付けられて実際に走っていたことがわかった(参照資料:鉄道ファン1998年10月号P.42)。
なお、JR西日本の公式グッズショップでレプリカが販売されている。
◆特急スーパー雷鳥号についてもう一言
トレインマークもさることながら、車体の清々しいカラーリングも白をベースとしたボディーにブルーとピンクのラインが巻かれた、好印象のものだった。個人的意見ではあるが、本来の雷鳥のおっとりとした姿に「スーパー」という名前はちょっと似合わない様な気もする。
485系・583系、臨時では14系客車も使用して運転されていた。現在はそのすべてが681系・683系車両に置き換わったことから特急サンダーバードに完全に務めを譲り、「雷鳥」を含む愛称はすべて過去のものとなった。